【市況】株価指数先物【昼のコメント】 OP権利行使価格の2万9000円~2万9125円のレンジで推移
日経225先物は11時30分時点、前日比90円安の2万9050円(-0.30%)前後で推移。寄り付きは2万9060円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万9055円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に2万9140円と、前日比変わらず水準まで切り返したがプラス圏は回復できず、中盤にかけて2万9020円まで売られた。ただし、2万9000円近辺での底堅さも意識されており、売り一巡後は2万9050円~2万9100円辺りでの狭い価格帯で推移した。
日経225先物は、概ねオプション権利行使価格の2万9000円~2万9125円のレンジで推移している。SQ(特別清算指数算出)を前に荒い値動きへの警戒感はあったが、前場の段階ではこう着感の強い展開であり、東京エレクトロン <8035> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]の決算を控えて様子見姿勢のようだ。2万9000円処での底堅さからSQ値も同水準が意識されやすく、ヘッジ対応も限られることで、居心地の良い価格帯であろう。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.97倍に上昇した。前日に支持線として意識される75日移動平均線割れからNTショートの巻き戻しに向かわせたが、本日はナスダックの強い動きもあり、アドバンテスト <6857> [東証P]や東京エレクトロンなどがけん引する格好で、NTロングでのスプレッド狙いの動きとなった。
株探ニュース