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【材料】任天堂の24年3月期最終益21%減を計画、「スイッチ」販売は減少を予想

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
 任天堂<7974>はこの日の取引終了後、23年3月期の連結決算発表にあわせ、24年3月期の業績見通しを開示した。売上高は前期比9.5%減の1兆4500億円、最終利益は同21.4%減の3400億円を見込む。

 「ニンテンドースイッチ」に関しては、今期のハードの販売台数を1500万台(前期は1797万台)、ソフトの販売本数を1億8000万本(同2億1396万本)と予想。想定為替レートは1ドル=130円(同1ドル=133円)、1ユーロ=135円(同1ユーロ=144円67銭)と円高方向に設定した。

 年間配当予想は147円とした。同社は昨年10月1日付で1対10の株式分割を実施した。前期の年間配当は、株式分割を考慮したベースで186円となり、実質的に減配を計画する。

 23年3月期の決算は、売上高が前の期比5.5%減の1兆6016億7700万円、最終利益が同9.4%減の4327億6800万円だった。半導体部品などの供給不足がハード販売に悪影響をもたらし、ソフトの販売減にもつながった。スマートデバイス向け課金収入も減少。円安効果があっても補えなかった。

出所:MINKABU PRESS

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