【材料】任天堂の24年3月期最終益21%減を計画、「スイッチ」販売は減少を予想
任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
「ニンテンドースイッチ」に関しては、今期のハードの販売台数を1500万台(前期は1797万台)、ソフトの販売本数を1億8000万本(同2億1396万本)と予想。想定為替レートは1ドル=130円(同1ドル=133円)、1ユーロ=135円(同1ユーロ=144円67銭)と円高方向に設定した。
年間配当予想は147円とした。同社は昨年10月1日付で1対10の株式分割を実施した。前期の年間配当は、株式分割を考慮したベースで186円となり、実質的に減配を計画する。
23年3月期の決算は、売上高が前の期比5.5%減の1兆6016億7700万円、最終利益が同9.4%減の4327億6800万円だった。半導体部品などの供給不足がハード販売に悪影響をもたらし、ソフトの販売減にもつながった。スマートデバイス向け課金収入も減少。円安効果があっても補えなかった。
出所:MINKABU PRESS