【市況】東京株式(前引け)=続伸、円安追い風に2万9000円台回復
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、前週末の地合いを引き継ぎリスク選好の流れとなった。日経平均はフシ目の2万9000円台を回復した。米株市場ではNYダウが直近2営業日で800ドル近い上昇を示すなど強気優勢に傾いており、市場のセンチメントが改善しているほか、外国為替市場で円安が進行していることも追い風となっている。ゴールデンウィークの狭間にもかかわらず物色意欲は旺盛で、売買代金は前引け時点で1兆7000億円近くまで膨らんだ。値上がり銘柄数は全体の64%を占めている。
個別ではメルカリ<4385>が大商いで株価を急伸させたほか、キーエンス<6861>が物色人気。NEC<6701>の上げも目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調。日立製作所<6501>も高い。遠藤照明<6932>がストップ高に買われ、アイ・エス・ビー<9702>も急騰。インフォマート<2492>も値を飛ばした。半面、レーザーテック<6920>が朝高後に値を消し、ソニーグループ<6758>も軟調。日本郵船<9101>も売りに押された。ソシオネクスト<6526>が安く、村田製作所<6981>も安い。キャリアデザインセンター<2410>は急落した。
出所:MINKABU PRESS