日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
25日の東京株式市場は前日に引き続き根強い買いが利益確定売りを吸収し、日経平均株価は2万8000円台後半で頑強な値動きが想定され続伸となりそうだ。前日の欧州株式市場が高安まちまちとなったほか、米国株市場でも主要株価指数が強弱入り乱れる展開となり、方向感が見えにくい地合いとなった。GAFAMなど主力ハイテク株の決算発表を前に様子見ムードが強かった。また、今週27日には1~3月期の米GDP発表を控えるほか、週末28日には3月の米個人消費支出(PCE)の発表が予定されており、この結果を見極めたいとの思惑から、売り買いともに積極的にポジションを高める動きは見られない状況にある。東京市場では日経平均がここ下値抵抗力を発揮しつつも上値が重く、狭いゾーンでのもみ合いを続けているが、きょうも強弱観対立のなか比較的ボラティリティの低い展開が想定される。個別では軟調展開が続いている半導体関連や銀行株などの値動きが注目され、全体相場にも影響を与えそうだ。
24日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比66ドル44セント高の3万3875ドル40セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同35.252ポイント安の1万2037.204だった。
日程面では、きょうは3月の企業向けサービス価格指数、3月の外食売上高、3月の全国スーパー売上高、3月の全国百貨店売上高、4月の月例経済報告など。海外では1~3月の韓国GDP、2月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、3月の米新築住宅販売件数、4月の米消費者信頼感指数など。
出所:
MINKABU PRESS