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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 ショートカバー伴ったトレンド強まり、3月高値を狙った仕掛け的なロングも意識


 日経225先物は11時30分時点、前日比170円高の2万8700円(+0.59%)前後で推移。寄り付きは2万8570円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8590円)にサヤ寄せする格好から買いが先行した。連騰による高値警戒から利食いが入りやすく、現物の寄り付き直後には2万8520円と下げに転じる場面もあった。ただし、節目の2万8500円処での押し目買い意欲は強く、中盤にはナイトセッションの高値水準を捉え、終盤にかけてショートカバーが強まるなか、2万8710円まで買われた。

 日経225先物はリバウンド基調を強め、ボリンジャーバンドの+2σ(2万8770円)に接近してきた。過熱感から利食いは入りやすい水準だが、米国市場の流れを受けて金融株を買い戻す動きが出てきたこともあり、ショートカバーを伴ったトレンドが強まりそうだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株は弱い値動きながら、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が指数をけん引している。

 日経平均株価が3月9日の高値2万8734円に迫るなか、先物主導による仕掛け的なロングの動きも入りそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.04倍に低下した。一時14.01倍まで下がり、支持線として意識される25日移動平均線水準までの調整となった。NTショートの利益確定に伴う巻き戻しが入りやすいだろう。

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