【市況】東京株式(前引け)=小反落、狭いゾーンでのもみ合いに終始
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は強弱観対立のなか売り買いが交錯し、日経平均が2万8000円台半ばの狭いゾーンでもみ合う展開となった。朝方は買いが先行したものの上値は限定的だった。しかし、下値では押し目買いが活発であり、前場取引後半はマイナスに転じたものの下げ幅はわずかにとどまっている。外国為替市場で1ドル=133円台後半の推移とドル高・円安に振れていることも全体相場にポジティブに働いている。ただ個別で見ると、値下がり銘柄数は1000を上回り、値上がり銘柄数を大きく上回った。
個別では日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株がしっかり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。マネーフォワード<3994>が商いを伴い値を飛ばした。DDホールディングス<3073>はストップ高人気。アークランドサービスホールディングス<3085>が急騰、Sansan<4443>も大幅高となった。半面、ファーストリテイリング<9983>が売られたほか、ソニーグループ<6758>、日本製鉄<5401>なども冴えない。丸紅<8002>など総合商社も軟調。ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>が急落したほか、ジンズホールディングス<3046>、アークランズ<9842>なども大幅安となった。
出所:MINKABU PRESS