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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、今週のインフレ指標にらみ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時40分現在)

S&P500先物      4,131.75(-0.25)
ナスダック100先物  13,140.00(-30.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は30ドル高。長期金利は横ばい、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。


6日の主要3指数は上昇。中盤から持ち直し、ナスダックは4日ぶり反発、ダウは2ドル高の33485ドルと小幅ながらプラスで取引を終えた。この日発表された新規失業保険申請件数は予想を上回り、足元の雇用関連統計の悪化を嫌気した売りが先行。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続の観測は後退し、利下げへの期待感から長期金利の上昇は抑制された。それを受けハイテク関連などが買われ、相場を押し上げた。


本日は下げ渋りか。7日の雇用統計で非農業部門雇用者数が減少したほか、賃金の伸びは鈍化した。ただ、過去最低水準の失業率は改善を示し、来月の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け利上げ継続の思惑が広がりやすい。金利高に振れれば、ハイテクをはじめ幅広い売りが見込まれる。一方、今週発表のインフレ指標で消費者物価指数(CPI)はコア指数が前回を上回ると予想されるが、内容を見極めようと売り一巡後は様子見となろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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