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【材料】リーバイスが決算受け大幅安 在庫増と粗利益率の低下を嫌気=米国株個別

 アパレルのリーバイ・ストラウス<LEVI>が大幅安。取引開始前に12-2月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を若干上回ったほか、通期ガイダンスを維持し、予想を上回る売上高見通しを示した。

 シンCFOが声明で「直販のDTC事業と海外事業のモメンタムには引き続き期待しているが、マクロ環境に対する慎重な見通しを反映し、売上高と1株利益の通期見通しを据え置いた」と述べている。

 ただ、株価は冴えない反応。同社は主に人員削減関連の退職給付債務を伴う1140万ドルの構造改革費用を計上した。この計画は、コスト削減と業務の合理化を目的としたもの。また、粗利益率が前年から低下し、予想も下回ったことが嫌気されている。同社の利益は輸送コスト上昇や、昨年積み上がった過剰在庫を処分するためのプロモーションの増加により、ここ数四半期圧迫されている。第1四半期の在庫は33%増加した。

(12-2月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.34ドル(予想:0.32ドル)
・売上高:16.9億ドル(予想:16.2億ドル)
  米国:8.23億ドル(予想:8.40億ドル)
  欧州:4.55億ドル(予想:4.81億ドル)
  アジア:2.89億ドル(予想:2.73億ドル)
・粗利益率:55.8%(予想:56.9%)
・EBIT(調整後):1.85億ドル(予想:1.77億ドル)
・FCF(調整後):2.72億ドルの赤字

(通期見通し)
・1株利益(調整後):1.30~1.40ドル(予想:1.33ドル)
・売上高:63~64億ドル(予想:63.1億ドル)

(NY時間10:18)
リーバイ・ストラウス<LEVI> 15.37(-2.67 -14.78%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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