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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 TOPIX型の弱い動きを受けて、NT倍率は14倍台を回復


 日経225先物は11時30分時点、前日比340円安の2万7920円(-1.20%)前後で推移。寄り付きは2万8110円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8090円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に付けた2万8140円を高値に調整を強め、中盤には節目の2万8000円を下回った。さらに、終盤にかけてショートが勢いを増して2万7900円まで売られた後は、2万7900円~2万7940円処での保ち合いを継続。

 日経225先物は売り先行となるなか、2万8000円近辺での攻防が見られたが、これを割り込んだことにより、短期的なショートの動きが強まった。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]は売り先行で始まったものの、その後はプラスに転じ、日経平均株価を下支えする格好となった。ただし、東証プライムの騰落銘柄は値下がり数が9割を占めており、TOPIX型の売りが断続的に入っている。

 日経225先物はボリンジャーバンドの+1σを下回ってきたが、週足の+1σは2万7830円辺りに位置しているため、押し目狙いのスタンスは継続。なお、NT倍率は先物中心限月で14.01倍に上昇した。25日移動平均線を支持線としたリバウンドとなるなか、TOPIX型の弱い動きを受けて、NTロングによるスプレッド狙いに向かわせそうだ。

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