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【市況】2月の米求人件数にダウ平均は小幅な反応 為替市場は米国債利回り低下と伴にドル売り強まる

 日本時間23時に発表になった2月の米求人件数は993.1万件と前回の修正値から大幅に減少した。予想も下回っている。なお、前回分は1056.3万件に下方修正された。

 これを受けて米株式市場でダウ平均は上昇の反応を見せたものの、いまのところ限定的な動きに留まっている。一方、為替市場は米国債利回りの低下と伴にドル売りが強まり、ドル円は131円台に下落。

 求人件数の1000万割れは21年5月以来で、一部の産業における労働需要の冷え込みを示唆している。しかし、FRBにとっては依然としてタイトな状況を示す内容ではある。

米求人件数(2月)
結果 993.1万件
予想 1050.0万件 前回 1056.3万件(1082.4万件から修正)

NY株式4日(NY時間10:14)
ダウ平均   33567.57(-33.58 -0.10%)
ナスダック   12215.48(+26.03 +0.21%)
CME日経平均先物 28275(大証終比:+15 +0.05%)

USD/JPY 131.87
EUR/USD 1.0944
GBP/USD 1.2510

米国債利回り(NY時間10:15)
2年債   3.850(-0.113)
10年債  3.383(-0.028)
30年債  3.614(-0.015)
期待インフレ率  2.284(-0.013)
※期待インフレ率は10年債で算出

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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