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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:東競馬、IRジャパン、フロンテオ

東競馬 <日足> 「株探」多機能チャートより
■Lドリンク <2585>  3,210円  +504 円 (+18.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ライフドリンク カンパニー<2585>がストップ高カイ気配。30日の取引終了後、26年3月期を最終年度とする新中期経営計画を策定したと発表しており、この内容を好感した買いが集まっている。経営数値目標として、最終年度に売上高420億円(23年3月期予想296億円)、営業利益50億円(同30億円)を掲げた。24年3月期に御殿場工場の立ち上げ準備を行うほか、今年1月に子会社化を完了したニットービバレッジとのシナジー創出を図る。25年3月期に御殿場工場の生産を開始する見通し。

■東京都競馬 <9672>  3,970円  +435 円 (+12.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 東京都競馬<9672>が急反発。30日の取引終了後、香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントによる東競馬株の保有比率が8.38%となったことが明らかとなった。これを思惑視した買いが入ったようだ。オアシスが30日に財務省に提出した大量保有報告書で判明した。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としている。報告義務発生日は3月28日。

■IRジャパン <6035>  2,338円  +183 円 (+8.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 アイ・アールジャパンホールディングス<6035>が急反発した。30日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高の見通しを54億3700万円から60億600万円(前期比28.5%減)、最終利益の見通しを3億9000万円から5億9200万円(同75.7%減)に引き上げており、買いを誘う要因となったようだ。顧客からのエクイティ・コンサルティングの追加受託があり、売上高が上振れする見込みとなった。第三者委員会調査費用の大幅な増加があった一方で、経費削減の影響も寄与するという。

■FRONTEO <2158>  796円  +53 円 (+7.1%)  11:30現在
 FRONTEO<2158>の上げ足が止まらない。今週に入り商いを伴い一気に底離れの動きとなり、きょうは一時8.9%高と値を飛ばし、2月中旬以来となる800円台を回復する場面があった。自然言語解析AIなどを活用し、リーガルテック事業のほかヘルスケア分野にも展開している。東京市場では自然言語AI技術に絡む銘柄を軸にAI関連株人気が急速に高まっており、出遅れていた同社株もこの流れに乗っている。そのなか、同社も直近は株価刺激材料を矢継ぎ早にリリースしており、前日は同社開発の転倒転落予測AIシステム「Coroban」が「地域における医療提供体制の確保に資する設備の特別償却制度」の対象になったと発表、これが投資資金の攻勢を加速させる手掛かり材料となっている。

■三井物産 <8031>  4,085円  +260 円 (+6.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 三井物産<8031>が高い。31日付の日本経済新聞朝刊が、「三井物産は2026年3月期まで3年間のキャッシュフロー(CF)に対する総還元性向を今の33%から引き上げる検討を始めた」と報じた。株主還元の強化を期待した買いが集まったようだ。報道では他の大手商社の株主還元策に言及しており、三菱商事<8058>も今後の追加還元を視野に入れると伝えている。東証の業種別指数である「卸売業」は朝方の東京市場で2%を超す上昇となるなど、商社株の刺激材料となったとみられている。

■西日本FH <7189>  1,069円  +67 円 (+6.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 西日本フィナンシャルホールディングス<7189>が寄り付きから大口の買いが入り大幅高となった。九州を基盤とする金融持ち株会社で利益は23年3月期を底に回復トレンド入りが見込まれている。株価指標面ではPERが5倍台、PBRは0.2倍台と非常に低い水準にある。特に低PBR是正については、東証の働きかけもあって対応が求められる流れにある。そうしたなか、同社は30日取引終了後に株主還元姿勢を強化することを明示、総還元性向の目安を30%程度から40%程度に引き上げると発表した。これが評価され投資資金を引き寄せる格好となっている。

■ハニーズHD <2792>  1,633円  +90 円 (+5.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 ハニーズホールディングス<2792>は上値追い継続。30日の取引終了後に23年5月期第3四半期累計(22年6月~23年2月)の決算を発表し、営業利益は前年同期比2.1倍の35億3000万円と大幅増益だった。あわせて期末配当の増額も発表しており、これらを好感した買いが集まっている。6~2月期の売上高は同15.7%増の374億8400万円で着地した。新型コロナウイルスの影響が緩和し、外出機会が回復したことが追い風となった。商品価格の一部見直しやEC事業の伸長が寄与した。増配については、従来20円としていた期末配当予想を25円に見直した。これにより、年間配当は45円(前期35円)となる見込みだ。

■日本製鉄 <5401>  3,125円  +123 円 (+4.1%)  11:30現在
 日本製鉄<5401>、JFEホールディングス<5411>など大手をはじめ鉄鋼株が全面高、業種別騰落では33業種中「鉄鋼」がトップとなっている。総じてPERやPBRなどに割安感があり、配当利回りも高くバリュー株素地に富んでいるほか、業績も23年3月期に続き、鋼材市況の回復を背景に24年3月期も拡大基調を維持できるとの見方が強まっている。鋼材市況は中国経済の動向が大きく影響するが、同国ではゼロコロナ政策解除の動きや政府当局による経済対策などへの期待から、景気先行きに明るさもみられる。加えて鉄鋼業界は製品値上げによる利益率改善も追い風となりやすい。日本製鉄の株価は3月中旬以降3000円近辺でもみ合いを続け煮詰まっており、実質新年度入りで上値を買う動きが顕在化している。

■トヨタ自動車 <7203>  1,891.5円  +49.5 円 (+2.7%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>や日産自動車<7201>、ホンダ<7267>といった自動車株が高い。足もとで円安が進行しており、自動車株の業績へのプラス要因になることへの期待が出ている。金融システム不安の台頭もあり今月中旬以降、一時1ドル=129円台まで円高が進む場面もあったが、この日は133円台まで円安が進んでいる。トヨタは23年3月期の想定為替レートを1ドル=134円としている。

■ファナック <6954>  4,758円  +68 円 (+1.5%)  11:30現在
 ファナック<6954>が高い。30日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を625万株(発行済み株数の0.66%)、または250億円としており、取得期間は23年4月1日から24年3月31日まで。同社は22年3月24日に500億円を上限とする自社株買いを発表したが、上限には至らなかったことから、未取得分である250億円について引き続き自社株買いを進めるために、改めて自社株買いを決議したとしている。

■コマツ <6301>  3,287円  +41 円 (+1.3%)  11:30現在
 コマツ<6301>や日立建機<6305>が高い。日本時間の午前10時30分に中国国家統計局が発表した3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.9と3カ月連続で好不況の境目である50を上回った。2月からは0.7ポイント低下したが、市場予想(51.5程度)は上回った。

■久光製薬 <4530>  3,775円  +30 円 (+0.8%)  11:30現在
 久光製薬<4530>が反発している。30日の取引終了後、集計中の23年2月期連結業績について、売上高が1230億円から1283億円(前の期比6.7%増)へ、営業利益が111億円から115億円(同23.2%増)へ、純利益が97億円から120億円(同24.2%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。国内市場の売り上げは見通しを下回るものの、海外市場では「サロンパス」を中心に一般用医薬品事業の売り上げが伸長したほか、円安の影響なども寄与した。

■JCRファーマ <4552>  1,425円  -107 円 (-7.0%)  11:30現在  東証プライム 下落率3位
 JCRファーマ<4552>が続急落した。30日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想の下方修正を発表した。売上高を450億円から342億円(前期比33.0%減)に、最終利益を103億円から38億円(同73.8%減)にそれぞれ見通しを引き下げており、嫌気されたようだ。ライソゾーム病開発品目であるJR-171、JR-441、JR-446について、今期中に契約締結には至らず、またライソゾーム病治療薬以外の分野でも契約が締結に至らなかったことで、契約金収入が計画に対し未達となった。なお同社は、神経変性疾患を対象疾患とし、独自のJ-Brain Cargo技術を適用した非公開の治療薬候補物質の共同研究、選択権およびライセンス契約を、アレクシオン・アストラゼネカ・レアディジーズと締結したとも発表している。

■くろがね工作所 <7997>  503円  +80 円 (+18.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 くろがね工作所<7997>がカイ気配。30日の取引終了後、23年11月期の連結業績予想について、最終損益を6000万円の赤字から一転して12億1500万円の黒字(前期5億6600万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。第4四半期決算において、固定資産売却益を計上する見通しとなったことが要因としている。

■FフォースG <7068>  665円  +94 円 (+16.5%) 一時ストップ高   11:30現在
 30日に決算を発表。「12-2月期(3Q)最終は63%増益」が好感された。
 フィードフォースグループ <7068> [東証G] が3月30日大引け後(15:00)に決算を発表。23年5月期第3四半期累計(22年6月-23年2月)の連結最終利益は前年同期比80.8%減の8300万円に大きく落ち込み、通期計画の2億4000万円に対する進捗率は34.6%にとどまり、4年平均の47.8%も下回った。
  ⇒⇒FフォースGの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 元旦ビューティ工業 <5935>  3,795円  +700 円 (+22.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 櫻護謨 <5189>  5,250円  +705 円 (+15.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 アジア開発キャピタル <9318>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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