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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 3月26日版

NYダウ、日経平均とも、週明け後の展開で4月の値動きが見えてくる
1. NYダウが4月に上昇する場合の値動きのパターン
  NYダウの4月は、価格が上昇しやすい傾向があります。1990年から2022年までの期間を見ると、4月は33年中に24回、73%程度の確率で月足が陽線引けしています。
 4月の月足が陽線引けするパターンは、(1)3月からの上昇の流れを継続する格好で、4月が月初から上昇の流れを作る、(2)3月に価格が上昇していて、4月上旬に一時的な調整を経過してすぐに上昇を開始する、(3)3月と4月の安値で押し目底のパターンを形成して、上昇を開始する、という3通りがあります。
 (1)は、1994年、1995年、1998年、1999年、2003年、2007年、2008年、2009年、2015年、2018年、2020年、2021年で表れているケース(12回)で、最も多いパターンとなっています。ほとんど4月の1営業日目が月間の最安値となっています。1度だけ、2営業日目に月間の最安値をつけています。
 (2)は、2006年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2016年、2019年で表れているケース(8回)です。順番に「10営業日目、5営業日目、12営業日目、6営業日目、5営業日目、9営業日目、5営業日目、9営業日目」に4月の最安値をつけています。
 (3)は、2001年、2017年で表れているケース(2回)です。3月と4月の安値で押し目底のパターンを形成して、上昇を開始しています。4月の安値は、3月の安値付近でつけています。
 そのほか、3つのパターンと異なる動きは、「1月下旬から4月上旬まで横ばいで推移して、4月にレンジ下限で押し目をつけて上昇するパターン(1992年)」、「4月上旬に下げて、押し目底のパターンを形成して、上昇を開始(1997年)」があります。
 1997年は、4月上旬に下値を切り下げる動きとなっていますが、1月から3月までの安値を4月に割れる動きとはなっていません。
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