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【市況】24日の株式相場見通し=弱含みか、米株高も週末で上値重い展開に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京株式市場は売り買い交錯のなか、日経平均株価は前日終値近辺で弱含みもみ合いの展開か。前日の米国株市場は方向感の定まりにくい地合いとなり、NYダウは取引前半は大きく買いが先行したものの、午後になると軟化し前日比マイナス圏に沈む場面もあった。イエレン財務長官が「預金者保護のために追加的な措置を講じる用意がある」とのコメントを受け、空売り筋のショートカバーを誘発した。ただ、金融システムへの不安がくすぶるなか、不安定な値動きを強いられている。NYダウは反発したものの小幅の上昇にとどまった。東京市場では前日に日経平均が朝方に売り込まれた後戻り足となり、一貫して下げ幅を縮小する展開で下値抵抗力の強さを発揮した。きょうも配当権利取り狙いの駆け込み買いや、配当再投資に期待した先回り買いなどが全体相場を支える可能性がある。しかし、上値も重そうだ。週末要因で積極的に買いポジションを高めにくいほか、足もと外国為替市場でドル安・円高傾向が続いていることも重荷となり、比較的狭いゾーンでのもみ合いが予想される。

 23日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比75ドル14セント高の3万2105ドル25セントと反発。ナスダック総合株価指数は同117.442ポイント高の1万1787.398だった。

 日程面では、きょうは2月の全国消費者物価指数(CPI)、3カ月物国庫短期証券の入札など。また、海外では2月の英小売売上高、3月の仏製造業PMI速報値、3月の独製造業PMI速報値、3月のユーロ圏PMI速報値、2月の米耐久財受注額、3月の米製造業PMI速報値など。

出所:MINKABU PRESS

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