【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ノジマ、大成建、サンフロ不
ノジマ <日足> 「株探」多機能チャートより
ノジマ<7419>は4日ぶりに反発した。14日取引終了後、マレーシアで携帯電話など情報通信商品の販売を展開するThunder Match Technology(TMT)の株式を、海外子会社が100%取得する契約を締結したと発表した。海外事業の拡大につながると期待した投資家の買いを誘う要因となったようだ。TMTは1997年に設立。マレーシア国内において現在49店舗を運営するという。今年4月の決済を予定している。
■大成建設 <1801> 4,480円 +95 円 (+2.2%) 本日終値
大成建設<1801>が4日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は14日、同社株のレーティングの「オーバーウエイト」を継続するとともに、目標株価を4800円から4950円に引き上げた。株価は、建築マージン(単体総利益率)改善などによる24年3月期以降の業績改善を十分織り込んでいない、と指摘。24年3月期以降のマージンは、採算改善案件の寄与で今3月期をボトムに上昇トレンドになるとみている。また、本決算で実施される可能性がある自社株買いの金額にも注目している。
■サンフロンティア不動産 <8934> 1,251円 +23 円 (+1.9%) 本日終値
サンフロンティア不動産<8934>が4日ぶりに反発。午後1時ごろ、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)の企画・コンサルティング・架台システムの提供を手掛けるノータスソーラージャパン(大阪市淀川区)と資本・業務提携を締結したと発表しており、好材料視された。ノータスソーラージャパンは、農地上空に太陽光発電設備を設置し、農作物を栽培しながら、再生可能エネルギーの発電を両立させる営農型太陽光発電事業を展開している。今回の資本・業務提携により、サンフロ不は再生可能エネルギーによる脱炭素化と農業活性化を促進。今後は全国の自治体・民間企業などに向けてソーラーシェアリングの利活用を提案し、30年までに400ヘクタールの農地に合計200メガワットの「ノータスソーラーシステム」を設置し、年間3億キロワットアワー以上の発電を目指すとしている。
■サガミホールディングス <9900> 1,307円 +17 円 (+1.3%) 本日終値
サガミホールディングス<9900>が堅調。14日の取引終了後、23年3月期の期末一括配当に関し、従来の見通しである普通配当5円に特別配当2円を加え、7円とすると発表した。これを好感した買いが入ったようだ。前期比で2円の増配となる。経営改善を進め、23年3月期第2四半期累計(22年4~9月)で過去最高益を達成したことなどを背景に特別配当の実施を決めた。
■アイドマHD <7373> 4,055円 +50 円 (+1.3%) 本日終値
アイドマ・ホールディングス<7373>が大幅高で7日ぶりに反発。14日の取引終了後、経営支援事業を行う子会社を設立すると発表したことが好感された。新会社S-Designはバイアウト投資事業、事業承継支援事業を行う会社として100%出資で3月15日にスタート。同時に営業支援、人材支援などをはじめとする業務支援事業で培ったノウハウを生かして投資先の成長に貢献し、グループの企業価値の最大化を図るとしている。なお、23年8月期業績への影響は軽微としている。
■鴻池運輸 <9025> 1,457円 +13 円 (+0.9%) 本日終値
鴻池運輸<9025>が4日ぶりに小反発。岩井コスモ証券は14日、同社株の投資判断「A」と目標株価2300円を継続した。同社は幅広い業務を請け負う複合ソリューション(業務請負)が主力。単価改定や業務効率化の効果で23年3月期の連結営業利益は、会社予想127億円(前期比23.4%増)に対して129億円への増額修正を見込み5期ぶりの最高益更新を予想している。更に、関西空港における中国便の増加で空港関連事業の回復に弾みがつき、新たな成長ステージ突入にも期待している。
■レーザーテック <6920> 21,475円 +25 円 (+0.1%) 本日終値
レーザーテック<6920>が買い優勢の展開。前日に発表された2月の米消費者物価指数(CPI)が事前コンセンサス通りで、米国ではインフレに対する警戒感が後退し、次回FOMCでの利上げ幅は0.25%にとどまるとの見方が優勢となった。金利上昇懸念がやや薄まったことでハイテクセクターには追い風となり、米国株市場では半導体関連株が軒並み株価水準を切り上げた。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%強の上昇でナスダック総合株価指数の上昇率を上回るなど、切り返し急となっている。東京市場でも同社株をはじめとする半導体の主力株が反騰色を強めている。
■ヤーマン <6630> 1,067円 -300 円 (-22.0%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率トップ
ヤーマン<6630>がストップ安。14日の取引終了後、23年4月期の連結業績予想について、売上高を500億円から430億円(前期比5.0%増)へ、営業利益を100億円から62億円(同9.9%減)へ、純利益を66億5200万円から40億円(同28.4%減)へ下方修正し、増益予想から一転して営業減益予想としたことが嫌気された。世界的なインフレ圧力の上昇を背景とした消費財の値上がりが続くなか、高価格帯製品の需要の低迷が見られ始めたことに加えて、中国のゼロコロナ政策の大幅緩和の影響により中国販売の拡大がペースダウンしたことなどが要因。また、ヘアケア・シェーバーなどの新カテゴリやリピート商材への中期的な売り上げ拡大に対する投資が先行したことや、直近の急激な為替変動の影響により利益も下振れる見通しだ。同時に発表した第3四半期累計(22年5月~23年1月)決算は、売上高353億8900万円(前年同期比11.7%増)、営業利益57億1100万円(同4.9%減)、純利益35億7400万円(同16.2%減)だった。なお、期末配当予想は4円25銭から8円75銭へ引き上げた。23年5月に設立45周年を迎えることから、4円50銭の記念配当を実施する。年間配当予想は13円(前期8円50銭)となる。
■MSOL <7033> 2,750円 -390 円 (-12.4%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
マネジメントソリューションズ<7033>が急落し4日続落。14日の取引終了後に22年11月~23年1月期決算を発表。売上高が前年同期比60.2%増の38億1700万円、営業利益が同16.6%増の2億2000万円と増収増益で着地したものの、目先材料出尽くしの売りが優勢となっている。前年度の積極採用が奏功し、売り上げが大きく伸びた。人件費や採用教育費など販管費が大きく増加したものの、売り上げ増で吸収した。なお、通期の増収増益見通しは据え置いている。
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