市場ニュース

戻る
 

【通貨】NY外為:ドル買い再開、パウエルFRB議長は3月FOMCでの利上げ加速除外せず

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

NY外為市場でドル買いが再燃した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が2日目となる下院金融サービス委員会での証言での質疑応答で、「本年のデータはピーク金利が引き上げられることを示唆している」と繰り返した。同時に、3月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げペースを決定しておらず、データや見通しの展開次第で金融政策決定していくと、利上げを再び加速させる可能性も除外しなかった。短期金融市場はすでに3月FOMCで50BPの利上げ加速を織り込み、ドル買いに拍車をかけた。

さらに、求人件数、CPI、PPI、雇用統計の結果に注目していくとした。米国債相場は伸び悩んだ。10年債利回りは3.897%から3.948%まで上昇。ドル・円は朝方、FRBの大幅利上げにより景気後退入りリスクが高まるとの懸念に金利低下に伴うドル売りに136円48銭まで下落後、137円20銭まで反発した。ユーロ・ドルは1.0530ドルから1.0574ドルまで上昇後、1.0545ドルまで反落。ポンド・ドルは1.1804ドルから1.1849ドルまで上昇後、1.1829ドルへ反落した。

《KY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均