【通貨】NY外為:ドル高止まり、ボストン連銀総裁は追加利上げ必要と示唆
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NY外為市場でドルは高止まりとなった。ドル・円は朝方137円09銭まで上昇後、136円80銭へ反落も底堅い。ユーロ・ドルは1.0585-00ドルで戻りが鈍い。
朝方発表された米10-12月期単位労働コスト改定値が予想以上に上方修正されたほか、週次新規失業保険申請件数も予想外に前回からささらに減少し、7週連続で20万件を割り込んだため労働市場ひっ迫継続や賃金インフレ懸念も浮上。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測が強まり、米国債相場は続落した。
2年債利回りは2007年来の高水準で推移。10年債利回りは4.07%で4%台で推移。米ボストン連銀のコリンズ総裁はインタビューで、「インフレ抑制のためいくつかの追加利上げが必要」「あとどのくらいの利上げが必要かは新たなデータ次第」との考えを示した。
《KY》
提供:フィスコ