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【通貨】NY外為:ユーロ下げ止まる、ECB議事要旨で売り強まるも、ユーロ圏のインフレ加速

ユーロ/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

NY外為市場でユーロは下げ止まった。欧州中央銀行(ECB)が公表した2月理事会議事要旨で「金融引き締めすぎの懸念は時期尚早」「エネルギー危機は想定以上に速やかに後退」と指摘されると同時に「コアインフレの勢いは横ばいに」との言及を受けて利上げ減速の思惑に一時ユーロ売りが強まった。しかし、理事会後に発表されたユーロ圏の2月消費者物価指数速報値は前年比+8.5%と、予想を上回る伸びとなった。また、コア指数は過去最高を記録し、ECBの積極的な利上げ継続の必要性が再表明されたためユーロ売りが後退。

ユーロ・ドルは1.0610ドルから1.0582ドルまで下落し日中安値を更新したのち、再び1.06ドル台を回復。ユーロ・円は145円17銭から144円80銭まで下落したのち、下げ止まった。ユーロ・ポンドは0.8869ポンドまで下落後、0.8887ポンドまで反発。

《KY》

 提供:フィスコ

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