【市況】株価指数先物【昼のコメント】 朝方に付けた2万7510円~2万7580円のレンジで推移
日経225先物は11時30分時点、前日比120円高の2万7530円(+0.43%)前後で推移。寄り付きは2万7550円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7535円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行した。現物の寄り付き時に上げ幅を縮めたものの、2万7510円と節目の2万7500円は割り込まず、数分後には2万7580円まで買われ、ナイトセッションで付けた高値を上回った。それ以降は2万7510円~2万7580円のレンジで推移した。
日経225先物は、上値を徐々に切り上がる格好であり、打診的な買いが入っているように映る。25日移動平均線が支持線として機能しているため、2万7500円水準ではショートを仕掛けづらくさせそうだ。一方、上値追いは慎重であり、直近戻り高値の2万7820円辺りをターゲットに、ショートカバーを誘い込む動きはみられない。
なお、NT倍率は先物中心限月で一時13.77倍と横ばいで推移している。ファーストリテイリング <9983> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]が日経平均株価をけん引する半面、ダイキン工業 <6367> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、任天堂 <7974> [東証P]が重荷となった。TOPIX先物は朝方に2000ポイントを回復した後は小動きで推移しており、NTスプレッドを狙った売買は限られている。
株探ニュース