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【通貨】今日の為替市場ポイント:米国金利の先高観を背景にドルは下げ渋る可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

24日のドル・円は、東京市場では134円06銭まで下げた後、134円91銭まで反発。欧米市場では134円84銭から136円52銭まで一段高となり、136円46銭で取引終了。本日27日のドル・円は主に136円台で推移か。米国金利の先高観を背景にドルは下げ渋る可能性がある。

2月24日に発表された1月コアPCE価格指数は市場予想を上回ったこと、2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は上方修正されたことから、インフレ持続による米国金利の先高観が強まり、長期金利の上昇に伴いドル買いが加速した。今週発表される2月CB消費者信頼感指数や2月ISM製造業景況指数など経済指標が市場予想を上回った場合、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ長期化の方針を後押しする材料となりそうだ。日本銀行による金融緩和政策の継続も見込まれており、リスク選好的な米ドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

《CS》

 提供:フィスコ

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