【材料】A&Dホロンは逆行高で上値追い続く、半導体関連の割安株でトヨタのEV戦略も追い風
A&Dホロン <日足> 「株探」多機能チャートより
そのなか、同社株にも物色の矛先が向いている。同社は昨年4月に計測・計量機器の大手のA&Dと電子ビーム技術を強みとする半導体関連装置メーカーのホロンが経営統合して設立(A&Dが親会社)された持ち株会社で、次世代テスターの開発など成長分野での展開力に期待が大きい。一方、計測・計量機器については電気自動車(EV)向けで高水準の需要を捉えている。トヨタ自動車<7203>が新社長の下でEV生産に積極的な姿勢をみせるなか、トヨタと同分野で協業体制にある同社株に投資資金の攻勢が強まっている。足もとの業績も好調で、23年3月期は営業2ケタ増益を見込み、PER9倍弱と株価指標面でも割安感が強い。
出所:MINKABU PRESS