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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】 2万7500円水準では強弱感が対立、2万7400円に接近する局面ではショートカバー狙いで対応


大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 27470 -50 (-0.18%)
TOPIX先物 1996.0 -3.0 (-0.15%)
シカゴ日経平均先物 27470 -50 (時間外)
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 20日の米国市場は、プレジデントデーで休場。グローベックスの主要な米株先物は小幅な下落。欧州市場ではドイツDAXが0.02%下落、英FTSEは0.12%上昇だった。米国市場が休場だった影響により薄商いのなかで小幅な値動きで推移していた。

 シカゴ日経平均先物(3月限)清算値(時間外)は、大阪比50円安の2万7470円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは、日中大阪比変わらずの2万7520円で始まり、直後に付けた2万7450円を安値に、2万7450円~2万7500円辺りの狭いレンジで推移。こちらも薄商いで方向感に欠けるなか、2万7470円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行の相場展開が見込まれる。米株先物が強い値動きを見せてくれば、短期的なロングは入りそうだが、5日移動平均線が位置する2万7510円辺りでは強弱感が対立しそうだ。一方で、切り上がる25日線が2万7330円辺りで推移しているため、これが支持線として機能する可能性はある。

 こう着感の強い展開のなか、オプション権利行使価格の2万7500円を中心に、上下の権利行使価格となる2万7375円~2万7625円のレンジ推移を想定しておきたい。米株先物にらみの展開からショートに振れる局面はありそうだが、短期的なトレードが中心とみられ、早めのカバーに向かわせよう。積極的にポジションを取りに行く動きは考えづらく、2万7400円に接近する局面ではショートカバー狙いで対応。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で13.76倍に低下した。1月下旬の直近安値水準を下回ってきたことで、方向性としては1月16日に付けた安値13.62倍を意識したトレンド形成となる。ただし、祝日明けの米国市場の動向を見極めたいとして、いったんはNTショートの巻き戻しが入りやすいだろう。もっとも、切り下がる5日線に上値を抑えられるチャート形状のなか、リバウンドの局面ではNTショートの組成に向かわせそうだ。

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