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【通貨】NY外為:ドル高値から反落、米リッチモンド連銀総裁は25BP利上げ支持

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

 NY外為市場では利上げ加速懸念に伴うドル買いが後退した。リッチモンド連銀のバーキン総裁は需要の正常化に連れ、インフレにいくらかの進展が見られると指摘した。ただ、労働市場が強くインフレ圧力になっているとの見解。

同総裁は本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を持たないが、前回FOMCで25BPの利上げを支持したと表明。インフレにおいて勝利宣言の準備ないが、指標への対応で柔軟性の余地をひろげる25BPの利上げを支持するとした。また、最近の強い雇用や消費は季節的な要因だとし、現時点で速やかな利上げは支持しないとした。市場では、クリーブランド連銀のメスター総裁や米セントルイス連銀のブラード総裁が50BPの利上げ支持を表明したため市場では利上げ加速の思惑にドル買いが強まっていた。

ドル・円は134円80銭から134円10銭付近まで下落。ユーロ・ドルは1.0620ドルから1.0682ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.1940ドルから1.2033ドルまで上昇した。

《KY》

 提供:フィスコ

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