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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 255先物は前日の陰線部分を埋めるも、ここからのロングには慎重か


 日経225先物は11時30分時点、前日比270円高の2万7710円(+0.98%)前後で推移。寄り付きは2万7620円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7620円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。買い一巡後は利食いにより2万7570円まで上げ幅を縮めたが、同水準に位置する5日移動平均線での底堅さが見られるなか、前日の下落部分を埋めに行く格好でロングが優勢となった。この流れにより、前場終了直後には2万7730円まで上げ幅を広げた。

 日経225先物は、前日の陰線部分を埋めてきた。前日の高値である2万7770円を捉えてくると景色は変わってこようが、1ドル=133円70銭台と朝方からは円安が一服している状況でもあり、積極的にロングを仕掛けてくる動きにはなりづらいだろう。リバウンド基調が強まったとしても、2万7770円を捉えられないと、終盤にかけて持ち高調整の売りに抑えられそうである。なお、NT倍率は先物中心限月で13.82倍に低下した。円安の流れから輸出関連の一角が買われるなか、若干ながらTOPIX優位の展開である。

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