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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アウトソシン、Aバランス、日本ペHD

アウトソシン <日足> 「株探」多機能チャートより
■フィナHD <4419>  610円  +83 円 (+15.8%) 一時ストップ高   11:30現在
 14日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が赤字縮小で着地・10-12月期は黒字浮上」が好感された。
 Finatextホールディングス <4419> [東証G] が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は7700万円の赤字(前年同期は6億9100万円の赤字)に赤字幅が縮小した。
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■アウトソーシング <2427>  1,141円  +150 円 (+15.1%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 アウトソーシング<2427>はストップ高カイ気配となっている。同社は製造業向け技術者派遣事業を手掛けており、海外展開にも積極的。14日取引終了後に発表した22年12月期決算は経常利益が前の期比45%増の170億3000万円と大幅な伸びを達成し、過去最高利益を更新した。好業績を背景に前期年間配当は従来計画に3円上乗せの25円とすることも発表している。更に23年12月期の経常利益は前期比62%増の275億円を見込んでおり、連続で大幅に過去最高利益を更新する見通し。株主還元策も一段と強化し、前期比18円の増配となる43円を計画しており、これを評価する形で大口の投資資金が流入している。

■Abalance <3856>  4,350円  +525 円 (+13.7%)  11:30現在
 Abalance<3856>はカイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げている。太陽光パネルの製造を主力とするが、生産規模の拡張が進み足もとの業績は極めて好調に推移している。14日取引終了後に発表した23年6月期上期(22年7~12月)業績は営業利益が前年同期比9.7倍の51億6700万円と急拡大した。通期営業利益は70億円(前期比4.1倍)を計画しているが進捗率は74%に達した。特に10~12月期の伸びは著しく、前年同期比で20倍となった。これを材料視する形で投資資金の攻勢が加速している。株価は連日の上場来高値更新となり、株式分割を考慮して初の4000円大台ライン突破となっている。

■UFHD <4235>  4,000円  +450 円 (+12.7%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「前期最終が上振れ着地・今期は2%増益へ」が好感された。
 ウルトラファブリックス・ホールディングス <4235> [東証S] が2月14日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年12月期の連結最終利益は前の期比2.1倍の20.5億円に急拡大し、従来予想の17億円を上回って着地。23年12月期も前期比2.4%増の21億円に伸びる見通しとなった。3期連続増収、増益になる。
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 同時に発表した「1→2の株式分割を実施」も買い材料。
 3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。

■CAC <4725>  1,591円  +171 円 (+12.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 14日に決算を発表。「今期経常は1%増益、20円増配へ」が好感された。
 CAC Holdings <4725> [東証P] が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期の連結経常利益は前の期比13.9%減の31.5億円になったが、23年12月期は前期比1.3%増の32億円に伸びる見通しとなった。
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■チェンジ <3962>  2,464円  +253 円 (+11.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 14日に決算を発表。「10-12月期(3Q)最終は6%増益」が好感された。
 チェンジ <3962> [東証P] が2月14日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は36.2億円となり、通期計画の46.6億円に対する進捗率は77.6%となった。
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■日本ペHD <4612>  1,239円  +101 円 (+8.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 日本ペイントホールディングス<4612>が続急騰している。14日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示した。最終利益は前期比23.4%増の980億円と大幅増益を見込む。市場のコンセンサスを上回る見通しを示したほか、年間配当予想は同2円増配の13円としており、これらがポジティブ視されたようだ。売上収益は同7.0%増の1兆4000億円を計画する。建築用を中心とした製品の値上げ効果や自動車市場の回復、原材料費率の改善による影響を業績予想に反映した。22年12月期の売上収益は前の期比31.1%増の1兆3090億2100万円、最終利益は同17.5%増の794億1800万円だった。

■ギフティ <4449>  2,510円  +194 円 (+8.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位
 ギフティ<4449>が大幅続伸し、昨年来高値を更新した。同社は14日取引終了後、23年12月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比2.2倍の8億1300万円としていることが買い手掛かりとなっているようだ。売上高は同43.7%増の67億8800万円を見込む。eギフトの発行企業及びeギフトの利用企業・利用者双方の拡大、新規サービスの開発・展開をしていくことで、eプラットフォームの拡大を図るとともに、地理的な横展開をしていくことで収益の多様化を図るとしている。なお、22年12月期通期の連結決算は売上高が前の期比26.8%増の47億2300万円(従来予想は46億7000万円)、営業利益は同17.6%増の3億6200万円(従来予想は3億1000万円)で着地した。

■ニチリン <5184>  2,089円  +152 円 (+7.9%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「今期経常は1%減益、前期配当を2円増額・今期は14円増配へ」が好感された。
 ニチリン <5184> [東証S] が2月14日大引け後(15:05)に決算を発表。22年12月期の連結経常利益は前の期比12.2%増の84.5億円に伸びたが、23年12月期は前期比0.6%減の84億円とほぼ横ばい見通しとなった。同時に、前期の年間配当を88円→90円(前の期は83円)に増額し、今期も前期比14円増の104円に増配する方針とした。
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 同時に発表した「2.86%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の2.86%にあたる40万株(金額で7億7480万円)を上限に、2月15日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

■ガンホー <3765>  2,357円  +135 円 (+6.1%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「前期経常は14%減益で着地・10-12月期(4Q)経常は10%増益、今期業績は非開示」が好感された。
 ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> [東証P] が2月14日大引け後(15:05)に決算を発表。22年12月期の連結経常利益は前の期比13.8%減の289億円に減った。なお、23年12月期の業績見通しは開示しなかった。
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 同時に発表した「4.52%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の4.52%にあたる280万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月15日から3月24日まで。取得した自社株は3月31日付で全て消却する。

■三谷セキサン <5273>  4,275円  +215 円 (+5.3%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「今期経常を一転4%増益に上方修正」が好感された。
 三谷セキサン <5273> [東証S] が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比18.8%増の76.9億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の76.5億円→87億円(前期は83.7億円)に13.7%上方修正し、一転して3.9%増益見通しとなった。
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■クボタ <6326>  2,073円  +69.5 円 (+3.5%)  11:30現在
 クボタ<6326>は8連騰。14日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示した。売上高は前期比8.3%増の2兆9000億円、最終利益は同19.1%増の1860億円を見込む。大幅な増益計画を示したことを好感した買いが集まったようだ。海外での農業機械や建設機械が堅調に推移すると予想。水・環境部門での値上げ効果も寄与する。想定為替レートは1ドル=125円、1ユーロ=135円とした。22年12月期の売上高は前の期比21.9%増の2兆6787億7200万円、最終利益は同10.6%減の1561億8200万円だった。

■キャリアリンク <6070>  2,524円  +65 円 (+2.6%)  11:30現在
 キャリアリンク<6070>が高い。14日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の連結決算を発表した。売上高は372億2500万円、最終利益は38億1800万円だった。22年3月期に決算日を2月末日から3月31日に変更したことに伴い、前年同期と比較した増減率の記載はないが、最終利益の通期計画に対する進捗率は約87%に上っており、順調な結果を評価した買いが集まったようだ。事務系人材サービス事業では、地方自治体や事業者からのマイナンバー関連をはじめとするBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)請負案件の受注が好調に推移した。製造系人材サービス事業も、製造加工部門や食品加工部門の受注高が順調に推移したという。

■JT <2914>  2,772.5円  +52.5 円 (+1.9%)  11:30現在
 JT<2914>は4連騰。14日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示した。最終利益は前期比微減の4400億円を見込む。半面、年間配当は188円と前期の水準を維持する計画を示した。配当利回りの高さを意識した買いが優勢となっている。売上収益は前期比1.1%減の2兆6290億円を計画する。たばこ事業で為替のネガティブな影響が出て、調整後営業利益を押し下げる。半面、金融損益の改善などが最終利益を下支えする。22年12月期の売上収益は前の期比14.3%増の2兆6578億3200万円、最終利益は同30.8%増の4427億1600万円だった。

■日本製鉄 <5401>  2,941.5円  +52 円 (+1.8%)  11:30現在
 日本製鉄<5401>や神戸製鋼所<5406>が連日の高値更新。日本製鉄は5日続伸し、一時2964円まで買われ18年1月以来、5年1カ月ぶりの水準に上昇。神戸鋼も5日続伸で昨年来高値を更新している。両社には好業績を評価した買いが継続している。日本製鉄は9日に決算発表を行い、23年3月期の連結純利益は前期比5.1%増の6700億円の見通しを据え置いたが、在庫評価差などを除いた実力ベースの連結事業利益は11月見通しから増額修正し6900億円と最高益を更新することを明らかにした。同時に期末配当は90円とし年180円とした。また、神戸鋼も同日に発表した決算発表で今期利益予想を増額修正した。日本製鉄に関して、アナリストからは構造改革を進めた結果、実力ベースでの事業利益6000億円以上を継続的に出せるようになってきたことを高評価する見方が出ている。今期予想配当利回りは日本製鉄が6%台、神戸鋼が4%台の水準にあり、配当権利取りの買いも入っているようだ。

■ファンペップ <4881>  207円  +50 円 (+31.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ファンペップ<4881>がストップ高の207円水準でカイ気配となっている。14日の取引終了後、抗体誘導ペプチド「FPP003」の尋常性乾癬を対象疾患とするオーストラリアで実施中の第1/2a相臨床試験について、安全性及び忍容性が示されるとともに、抗IL-17A抗体(標的タンパク質IL-17Aに対する抗体)の抗体価の持続的な上昇が確認されたと発表しており、好材料視されている。今回の試験結果は、同社の抗体誘導ペプチド(ペプチド治療ワクチン)が慢性疾患の標的分子である「自己タンパク質」(IL-17A)に対して抗体誘導することをヒトで初めて示したもので、同社では独自の創薬プラットフォーム技術「STEP UP」及び抗体誘導ペプチドプロジェクトの開発コンセプトを支持するとしている。同時に発表した22年12月期連結決算は、売上高100万円、営業損益11億6900万円の赤字、最終損益11億7200万円の赤字となった。22年12月期から連結決算へ移行したため前の期との比較はないものの、化粧品分野向けなどの機能性ペプチド販売額100万円を計上した。なお、23年12月期業績予想は未開示としている。

■シェアテク <3989>  349円  +80 円 (+29.7%) ストップ高   11:30現在
 シェアリングテクノロジー<3989>は急騰。14日の取引終了後に23年9月期第1四半期(22年10~12月)の決算を発表。営業利益が前年同期比3.1倍の2億2000万円と急拡大しており、これを好感した買いが膨らんでいる。売上高は同26.8%増の12億9200万円だった。一般家庭向けの生活トラブル関連サービスを手掛ける主力の「暮らしのお困りごと」事業でカギジャンルの売り上げが回復し、全体業績に大きく寄与した。通期見通しは据え置いた。

■マイクロアド <9553>  1,769円  +300 円 (+20.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 マイクロアド<9553>がストップ高の水準となる前日比300円高の1769円でカイ気配となっている。14日の取引終了後、23年9月期第1四半期(22年10~12月)の連結決算を発表。売上高は33億5300万円、最終利益は2億1100万円だった。前年同期に四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同期と比べた増減率の記載はないものの、最終利益は通期計画に対し、第1四半期ながら進捗率が約35%と高く、業績の上振れを期待した投資家の買い注文を集めたようだ。企業のマーケティング活動を支援するデータプラットフォームにおいて稼働アカウント数が増加したほか、デジタルサイネージサービスでは小売店や美容サロンなどリテール領域で、消費財メーカーを中心に広告出稿が順調に拡大した。メディア向けコンサルティングサービスでの取引量も順調に増えたという。

●ストップ高銘柄
 GMO TECH <6026>  2,666円  +500 円 (+23.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 メタップス <6172>  877円  +150 円 (+20.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、12銘柄

●ストップ安銘柄
 ベクター <2656>  220円  -80 円 (-26.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 グッドスピード <7676>  1,508円  -500 円 (-24.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 i-plug <4177>  1,214円  -400 円 (-24.8%) ストップ安売り気配   11:30現在
 AViC <9554>  1,005円  -300 円 (-23.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 ダイヤHD <6699>  1,045円  -300 円 (-22.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 など、9銘柄

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