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【材料】エクスペディアが決算受け下落 ただ、1月の宿泊予約は19年比で20%増=米国株個別

 オンライン旅行のエクスペディア<EXPE>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。

 ただ、カーンCEOは「人々が旅行を優先していることが引き続き確認された。これまでのところ、需要は非常に堅調に推移しており、23年の幕開けに本当に満足している」と述べていた。ウォーレンCFOは、「1月の宿泊総予約は2019年と比較して20%伸びた」と述べた。10月のハリケーン「イアン」と12月の寒波の影響を除けば、第4四半期の月間成長率は1桁台後半に達していたという。

 一部のアナリストは目標株価を引き上げた。「第4四半期はハリケーン『イアン』と冬の嵐による影響が予想以上に大きかった。ガイダンスは混乱しているようだが、経営陣は回復を期待している」と指摘。また、「1月の好調なトレンドは注目に値し、マクロ環境の影響は管理可能で、同社は今回の保守的な期待を上回ることができる」としている。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.26ドル(予想:1.77ドル)
・売上高:26.2億ドル(予想:27.1億ドル)
  小売り:18.7億ドル(予想:20.8億ドル)
  法人:6.76億ドル(予想:5.57億ドル)
  トリバゴ:1.06億ドル(予想:1.19億ドル)
    宿泊:17.1億ドル(予想:17.9億ドル)
    航空:0.93億ドル(予想:0.96億ドル)
    広告メディア:1.76億ドル(予想:1.81億ドル)
・ブッキング:205.1億ドル(予想:210.6億ドル)
・EBITDA(調整後):4.49億ドル(予想:5.59億ドル)

(NY時間09:47)
エクスペディア<EXPE> 110.53(-7.18 -6.10%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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