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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 ハイテク株安が重荷となるが、底堅い値動きでショートは仕掛けづらい


 日経225先物は11時30分時点、前日比140円安の2万7460円(-0.50%)前後で推移。寄り付きは2万7420円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7395円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後には2万7390円まで下げ幅を広げる場面もあったが、ナイトセッションで付けた安値(3万7360円)を割り込まなかったため、その後はやや買い戻し優勢の展開。グローベックスの主要な米株先物が小幅ながらプラス圏で推移していたことが下支えとなり、前場中盤には2万7500円を回復する場面も見られた。戻り一巡後は2万7450円を挟んだ狭いレンジでの推移を継続。

 日経225先物は、米国市場でハイテク株が売られた流れもあり、東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]の弱い値動きが目立つ。東京エレクトロンは引け後に決算発表を控えていることもあり、持ち高調整に伴う売りも入っているとみられるほか、じりじりと下落幅を広げているためリバウンドを狙った短期的なトレードも入りづらいようだ。ただし、日経225先物は底堅い値動きで推移しており、ショートも仕掛けづらくさせている。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.87倍に低下した。支持線として意識される25日移動平均線に接近しており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの動向次第では、同線を割り込んでくる可能性はあるだろう。

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