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【市況】東京株式(前引け)=続落、米株安受けリスク回避の流れに

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 9日前引けの日経平均株価は前営業日比126円60銭安の2万7479円86銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は4億8437万株、売買代金概算は1兆2066億円。値上がり銘柄数は835、対して値下がり銘柄数は894、変わらずは105銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方から広範囲に利益確定売りが優勢の地合いとなった。前日の米国株市場はFRB高官の相次ぐタカ派的発言などで軟調な地合いとなったが、これを引き継いでリスク回避の流れに。東京市場でもここにきて買い疲れ感から上値が重く、きょうは米株安を受け利食い急ぎの動きが顕在化した。あすのオプションSQ算出を前に押し目に買い向かう動きも限定的となっている。値上がり銘柄と値下がり銘柄の数は後者がやや上回るものの拮抗している。

 個別ではレーザーテック<6920>が安く、東京エレクトロン<8035>も売りに押された。メルカリ<4385>が下落、富士フイルムホールディングス<4901>、東芝<6502>なども軟調。エーザイ<4523>も値を下げた。Sun Asterisk<4053>、ツバキ・ナカシマ<6464>などが急落、日本金銭機械<6418>の下げも目立つ。半面、日本製鉄<5401>が頑強な値動きをみせ、住友金属鉱山<5713>も買いが優勢。AGC<5201>も上昇した。芝浦メカトロニクス<6590>が値を飛ばし、RPAホールディングス<6572>も大幅高。このほかクラレ<3405>が活況高となっている。

出所:MINKABU PRESS

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