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【材料】チェグが決算受け大幅安 AI技術の台頭で困難に直面の可能性も指摘される=米国株個別

 オンライン教育のチェグ<CHGG>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、市場はガイダンスを嫌気しており、第1四半期、通期とも売上高見通しが予想を下回っている。

 アナリストからも目標株価の引き下げが伝わり、同社が将来、人口知能(AI)技術の台頭で困難に直面する可能性も指摘されている。「経営陣はオープンAI社のチャットGPTの影響を考慮に入れていない」とのコメントも聞かれた。

 一方、「今年のガイダンスは期待外れだったが、会員数は伸びており、需要拡大は心強い」との指摘も出ている。ただ、自身の来年の業績見通しを下方修正し、目標株価を従来の23ドルから19ドルに引き下げた。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.40ドル(予想:0.38ドル)
・売上高:2.05億ドル(予想:2.03億ドル)
・EBITDA(調整後):0.74億ドル(予想:0.73億ドル)
・粗利益率(調整後):74.9%(予想:74.6%)

(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:1.84~1.86億ドル(予想:2.00億ドル)
・EBITDA(調整後):0.53~0.55億ドル(予想:0.61億ドル)
・粗利益率(調整後):72~73%(予想:73.8%)

(通期見通し)
・売上高:7.45~7.60億ドル(予想:8.20億ドル)
・EBITDA(調整後):2.40~2.50億ドル(予想:2.75億ドル)
・粗利益率(調整後):71~73%(予想:74.8%)

(NY時間10:14)
チェグ<CHGG> 16.82(-4.21 -20.02%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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