市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:米国株式市場は続落、金利先高懸念が再燃

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

ダウ平均は34.99ドル安の33,891.02ドル、ナスダックは119.51 ポイント安の11,887.45で取引を終了した。

先週発表された雇用統計やISM非製造業景気指数が予想以上に強かったため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化を懸念した売りが先行。また、週末に政府が中国の偵察気球を追撃したことで米中関係の悪化を懸念した売りも強まった。一方、終盤にかけてはパウエル議長のインタビューやバイデン大統領の一般教書演説を控えた買い戻しにより下げ幅を縮小して終了した。セクター別では自動車・自動車部品、保険が上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落した。

電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は国内でモデルYのSUVの値上げを発表したことで業績回復期待が高まり、上昇した。一方、肉食品メーカーのタイソン・フーズ(TSN)は四半期決算で1株利益が予想を下回り下落。また、コンピューターメーカーのデル・テクノロジー(DELL)はPCやノートブックの世界需要の鈍化に対処するため、全従業員の5%を削減する計画を発表して下落。オンライン決算のペイパル(PYPL)や通信のTモバイル(TMUS)はアナリストの投資判断引き下げでそれぞれ下落した。

画像検索サービスのピンタレスト(PINS)は取引終了後に決算を発表。月間利用者数の伸びが予想を下回ったほか、見通しが弱く時間外取引で売られている。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均