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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 リバランスが強まり、NT倍率は14倍台に乗せる


 日経225先物は11時30分時点、前日比110円高の2万7500円(+0.40%)前後で推移。寄り付きは2万7480円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7530円)にサヤ寄せする形で買いが先行した。取引終了後に決算を発表したアップル<AAPL>とアマゾン・ドット・コム<AMZN>が時間外取引で売られていたことが市場心理を神経質にさせ、2万7440円まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、現物市場では東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価をけん引し、節目の2万7500円を回復。ナイトセッションで付けた高値2万7570円辺りでの攻防を続け、前場半ばには一時2万7600円まで上げ幅を広げた。ただし、終盤にかけて持ち高調整の売りが優勢となり、2万7500円を下回って推移。

 日経225先物は、直近のレンジを上放れる場面も見られたが、先物主導でショートカバーを強めてくる動きとはならなかった。現物主導でのリバランスの動きによる影響が大きく、後場も値がさハイテク株などの動向をにらみながらの展開になりそうだ。

 なお、リバランスが強まるなか、NT倍率は先物中心限月で一時14.02倍に上昇する場面も見られた。節目に乗せ、心理的な抵抗線である75日移動平均線水準まで切り上がってきたこともあり、いったんは利食いも入りそうだ。

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