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【材料】サイバーは売り買い交錯、10~12月期決算巡り評価分かれる

サイバー <日足> 「株探」多機能チャートより
 サイバーエージェント<4751>は売り買い交錯。25日の取引終了後に10~12月期決算を発表し、売上高は前年同期比2.1%減の1675億7700万円、営業損益は前年同期の黒字から12億5500万円の赤字に転落した。同決算を巡り、ネットテレビ「ABEMA」の将来的な成長を期待する向きと、足もとの業績悪を嫌気する向きとの間で評価が分かれているようだ。

 「ABEMA」などを手掛けるメディア事業で、「FIFAワールドカップ」関連費用を計上したことが利益面で大きく響いた。一方、W杯効果により同事業の売り上げは大きく伸びている。このほか、インターネット広告事業は景気の影響を一部受けつつも堅調、ゲーム事業は主力タイトル周年記念前の端境期の影響で減収減益だった。なお、通期の増収・営業減益見通しは据え置いている。

 あわせて、株主優待制度の導入を発表した。毎年9月末時点で100株以上保有する株主を対象に、「ABEMA」のプレミアム利用料の無料クーポンを贈呈する。今年9月から開始する。

出所:MINKABU PRESS

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