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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、金利安なら売り後退

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時40分現在)

S&P500先物      4,013.25(+3.75)
ナスダック100先物  11,641.50(+17.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は変わらず。米10年債利回りは低下し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


17日の主要3指数はまちまち。ナスダックは7日連続で上値を伸ばしたが、ダウはS&Pとともにマイナスへ転じ、391ドル安の33910ドルで引けた。この日発表されたNY連銀製造業景気指数は予想に反して急激な悪化を示した。また、ゴールドマン・サックス証券の決算発表では大幅な減益となり、関連銘柄に売りが波及。一方で、前週売り込まれたテスラが買い戻されると、長期金利の低下を手がかりにハイテクが相場を支えた。


本日は底堅い値動きか。今晩の小売売上高は前回から悪化が見込まれ、先行き不透明感から売りが出やすい展開となりそうだ。ただ、生産者物価指数(PPI)や設備稼働率でインフレ鈍化が顕著になれば、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め鈍化の思惑で長期金利は下押しされ、全般的に売りづらい地合いとなる可能性もあろう。一方、アルコアやネットフリックスなど今週の業績発表を控え売り買いは交錯し、指数は大幅安を回避しよう。

《TY》

 提供:フィスコ

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