【市況】日経平均は282円安でスタート、ファーストリテやソフトバンクGなどが下落/寄り付き概況
日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
日経平均 : 25836.67 (-282.85)
TOPIX : 1892.13 (-10.95)
[寄り付き概況] 1月16日の日経平均は前週末比282.85円安の25836.67円と続落でスタート。13日の米国市場でダウ平均は112.64ドル高の34302.61ドル、ナスダックは78.05ポイント高の11079.16で取引を終了。
各主要銀行の最高経営責任者(CEO)が軽度の景気後退を想定していると慎重な見通しを示したため警戒感から売られ、寄り付き後、大きく下落。その後発表された1月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が予想以上に改善したため景気への悲観的見方が後退し下げ止まった。
さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を決定する上で注視している同指数の1年期待インフレ率が大幅に低下したため金利先高観がさらに後退しハイテクが買われ相場をプラス圏に押し上げた。
シカゴ日経225先物は大阪比290円安の25790円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均は売りが先行。今週は17-18日に日銀の金融政策決定会合が控えているなか、これを見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすい。
東証プライム市場の売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、キヤノン<7751>などが下落する反面、三菱UFJ<8306>などメガバンクが上昇。業種別では、海運、非鉄金属、精密機器などが下落率上位で推移。
《FA》
提供:フィスコ