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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:タマホーム、ライフコーポ、サイゼリヤ

タマホーム <日足> 「株探」多機能チャートより
■タマホーム <1419>  2,799円  +316 円 (+12.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 タマホーム<1419>が急騰。11日取引時間終了後、23年5月期第2四半期累計(6~11月)の連結決算の発表にあわせ、通期の業績予想と年間配当予想を上方修正し、好感されたようだ。通期の売上高の見通しはこれまでの2460億円から2530億円(前期比5.1%増)、最終利益の見通しは84億円から85億5000万円(同3.2%増)に引き上げた。主力の住宅事業が好調に推移したほか利益率も改善。リフォーム事業なども堅調だった。年間配当予想は5円増額し、前期比10円増配の135円に見直した。同時に開示した12月度の受注速報は、前年同月比8%増となった。

■ライフコーポレーション <8194>  2,724円  +165 円 (+6.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 ライフコーポレーション<8194>が続急伸した。11日取引時間終了後に発表した23年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算は、最終利益が前年同期比29.6%減の96億5200万円だった。2ケタの最終減益となったものの、通期の計画に対する進捗率は約84%と順調で、これを評価した買いが入ったようだ。営業収益は5686億8100万円だった。収益認識に関する会計基準の適用に伴い、営業収益では対前年増減率の記載がない。ネットスーパーの拡大やプライベートブランド商品の強化などに努めたものの、水道光熱費の高騰や新規出店に伴う物件費の増加、人件費の増加などが利益を圧迫する要因となった。

■サイゼリヤ <7581>  3,080円  +156 円 (+5.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 サイゼリヤ<7581>がカイ気配で始まり、今年に入って初めて3000円大台に乗せてきた。11日取引終了後、23年8月期第1四半期(22年9~11月)の決算を発表、営業損益は16億9700万円の黒字(前年同期実績は2億1900万円の赤字)と回復色を鮮明とした。外食業界では原料コストの上昇などを背景に値上げの動きが相次ぐが、同社は営業努力で商品価格を維持したことで、客足が増勢となり収益の押し上げに寄与した。また同日、発行済み株式数の0.8%に相当する40万株、金額ベースで10億円を上限とする自社株買いの実施を発表、これも株価の刺激材料となっている。

■出前館 <2484>  442円  +20 円 (+4.7%)  11:30現在
 出前館<2484>が大幅高。11日取引時間終了後、23年8月期第1四半期(9~11月)の連結決算を発表。最終損益は42億3700万円の赤字となった。前年同期(89億8300万円の赤字)と比べ最終損失額は縮小しており、これを手掛かり視した買いが集まったようだ。もっとも同社株は25日移動平均線付近で戻り待ちの売りに押され、伸び悩んだ。売上高は前年同期比17.9%増の121億9300万円だった。アクティブユーザー数は846万人と前年同期比で9%増となったほか、流通取引総額も4%増加した。一方、積極的な事業展開に伴う投資実行を受け、営業損益段階で赤字を計上した。

■大紀アルミニウム工業所 <5702>  1,359円  +60 円 (+4.6%)  11:30現在
 大紀アルミニウム工業所<5702>、UACJ<5741>などが揃って大幅高。昨年来の金市況の上昇に続き、ここ銅市況の高騰が話題となっているが、同様にアルミ市況の上昇も顕著となっている。アルミ2次合金地金のトップメーカーである大紀アやアルミ圧延国内最大手のUACJは、市況高を好感する形で株価を上昇させている。また、このほか住友金属鉱山<5713>や三菱マテリアル<5711>、東邦亜鉛<5707>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>など非鉄株が全面高となっており、業種別値上がり率でも「非鉄」は33業種中で「銀行」に続く第2位となっている。

■三菱UFJ <8306>  942円  +34 円 (+3.7%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、などメガバンクが強さを発揮している。両銘柄は午前9時半現在、プライム市場で売買代金2位と3位を占めており、個人投資家をはじめ投資家の銀行株に対する関心の高さを物語っている。12月の米CPI発表を日本時間今晩に控え、米長期金利の低下が顕著となっている。しかし、マーケットの視線は国内に向いている。来週17~18日の日程で日銀金融政策決定会合が開かれるが、市場では「先日発表された東京都区部の消費者物価指数(CPI)が予想以上に高かったこともあり、政策修正に向けた動きが出る可能性が意識されている」(ネット証券アナリスト)という。これまで日銀が頑なに貫いてきた大規模金融緩和策が転換期を迎えているとの思惑が広がるなか、長期金利の上昇は銀行セクターにとって運用環境の改善につながることで、株価にポジティブ材料となっている。

■パルHD <2726>  2,597円  +73 円 (+2.9%)  11:30現在
 パルグループホールディングス<2726>は反発し昨年来高値更新。11日の取引終了後、23年2月期の連結業績予想について、売上高を1540億円から1600億円へ、営業利益を108億円から137億円(前期比82.2%増)へ、純利益を66億円から86億5000万円(同2.2倍)へ上方修正し、50円としていた期末一括配当予想を75円(前期50円)に引き上げたことが好感されている。第3四半期累計期間において、ECでの販売増強や雑貨事業での店舗の大型化の推進などが功を奏して売上高は好調に推移。加えて、年間を通じて消費者マインドが回復し衣料事業が想定以上の増収となったことが要因としている。なお、会計基準の変更に伴い売上高の前期実績に対する増減率の開示はない。あわせて発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高1206億7200万円、営業利益123億8700万円(前年同期比2.2倍)、純利益79億9300万円(同2.2倍)だった。

■ローツェ <6323>  8,050円  +180 円 (+2.3%)  11:30現在
 ローツェ<6323>は5連騰。この日の上昇率は一時5%を超えた。11日取引時間終了後、23年2月期の配当予想の増額修正を発表した。これをポジティブ視した買いが集まったようだ。同社は期末配当予想について、従来の見通しから25円増額し、前期末比で70円増配の135円に見直した。あわせて発表した23年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算は、売上高が前年同期比53.2%増の713億8200万円、最終利益が同2.3倍の196億6600万円だった。半導体関連装置の販売が好調に推移した。

■レーザーテック <6920>  24,455円  +505 円 (+2.1%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>が5連騰と気を吐いている。前日ザラ場にフシ目の2万4000円ラインを突破したが、大引けは2万3000円台に押し戻されていた。きょうは改めて買い直され、約3週間ぶりに2万4000円台を終値で回復しそうだ。前日の米国株市場では主力ハイテク株を中心に主要株価指数が上昇したが、そのなか半導体関連株への買いも顕著となりフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4日続伸した。東京市場でもこの地合いを引き継ぎ半導体セクターに買いが誘導されている。特に同社株については、全市場を通じ連日で群を抜いて売買代金1位を続けており、半導体関連の指標株としてマーケットの注目度が高い。

■ビックカメラ <3048>  1,210円  +14 円 (+1.2%)  11:30現在
 ビックカメラ<3048>が反発した。11日取引時間終了後に発表した23年8月期第1四半期(9~11月)の連結決算は、最終利益が前年同期比46.6%減の6億4500万円だった。大幅な減益となったものの、傘下のコジマ<7513>が先行して10日に発表した9~11月期決算が60%を超す最終減益となったことで、前日のビックカメラ株には決算への警戒から売り圧力が強まっていた。コジマに比べ減益率が小さかったことや、今後のインバウンド需要への期待もあり、いったん買い戻しの動きが広がったようだ。ビックカメラの9~11月期の売上高は同7.4%増の1921億6000万円だった。通期の業績予想は据え置いた。

■コシダカHD <2157>  865円  -135 円 (-13.5%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 コシダカホールディングス<2157>が急反落。11日の取引終了後に9~11月期決算を発表し、売上高は前年同期比77.0%増の112億7800万円、営業損益は前年同期の大幅赤字から黒字転換となる5億3400万円で着地した。好決算だったものの業績の好調は既に株価に織り込みが進んでいたとみられ、材料出尽くし感から目先売りが先行する展開となっている。主力のカラオケ事業は新型コロナウイルス感染第7波の収束による消費回復を受け、一部リベンジ需要の取り込みも実現し大きく業績が改善した。コロナ禍中に行っていた積極出店も継続した。通期の大幅増収増益見通しは据え置いている。

■ライフネット生命保険 <7157>  1,121円  -32 円 (-2.8%)  11:30現在
 ライフネット生命保険<7157>は軟調。11日取引時間終了後に12月の業績速報を発表した。12月単月の新契約件数は前年同月比4%減の7166件と落ち込み、これを嫌気した売りが出たようだ。12月単月の保険料収入は同12%増の19億2600万円。保険金及び給付金支払額は同65%増の5億6900万円だった。

■ディスコ <6146>  38,550円  -850 円 (-2.2%)  11:30現在
 ディスコ<6146>が朝高後、下げに沈んだ。11日取引時間終了後、23年3月期第3四半期(10~12月)の単体売上高と出荷額の速報値を発表した。売上高は前年同期比1.2%増の541億円。出荷額は同16.7%増の673億円だった。前日の米国株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことを受けた半導体関連株への買いが先行したものの、単体売上高と出荷額の前年比の伸び率はともに7~9月期に比べ低下したほか、4~12月期の単体売上高は同社の計画(1700億円)に届かず、これらが株価の重荷となったようだ。精密加工装置の出荷に関しては、半導体の量産用途向けに減速感がみられる一方、パワー半導体向けなど一部用途の需要が強く、全体を押し上げたとしている。

■USMH <3222>  1,095円  -15 円 (-1.4%)  11:30現在
 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス<3222>が3日続落した。11日取引時間終了後、23年2月期の連結業績予想の下方修正を発表。これを嫌気した売りが膨らんだようだ。最終利益の見通しは従来の60億円から15億円(前期比72.1%減)に引き下げ、増益予想から一転して減益を見込む。営業収益は7210億円から前期比微増の7140億円に見通しを下方修正した。消費マインドが冷え込むなか、電気料金が想定を大幅に上回る見通しとなったことなどを業績予想に反映した。

■グッピーズ <5127>  1,960円  +400 円 (+25.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 グッピーズ<5127>はストップ高カイ気配。同社は歯科向け人材サービスを主力とし、求人サイトの運営やヘルスケアアプリを手掛ける。同社が11日発表した22年9~11月期の決算は営業利益が1億8900万円で着地し、23年8月期通期予想に対する進捗率が36%に達した。人手不足を背景とした足もとの好業績が確認され、営業利益の通期上振れに対する期待感から買いが先行している。テクニカル的には前日までの3営業日で「赤三兵」を示現し、底値離脱の兆候を見せていたこともあって、きょうは本格上放れを見込んだ追随買いの動きが活発化している。

●ストップ高銘柄
 BTM <5247>  3,865円  +700 円 (+22.1%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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