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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:F&LC、セリア、ソニーG

F&LC <日足> 「株探」多機能チャートより
■F&LC <3563>  2,783円  +200 円 (+7.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 FOOD & LIFE COMPANIES<3563>が大幅続伸している。5日の取引終了後に発表した12月度の月次情報で、国内スシロー既存店売上高は前年同月比22.3%減と7カ月連続で前年実績を下回ったものの、11月の同25.2%減から減収率が縮小しており、これが好材料視されている。客数は同31.4%減と前年割れが続いたが、客単価が同13.4%増と2ケタ増となったことが牽引した。

■日機装 <6376>  966円  +46 円 (+5.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 日機装<6376>が5日ぶりに反発している。午前9時台のテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」で、同社の航空機逆噴射装置向けカスケードが経済産業省の2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」に選定されていることが紹介されたことが好材料視されているもよう。また同様に同番組で紹介されたNITTOKU<6145>、オプテックスグループ<6914>なども買われている。

■セリア <2782>  2,997円  +112 円 (+3.9%)  11:30現在
 セリア<2782>は続伸している。同社は5日取引終了後、12月度の月次売上高を公表。既存店売上高は前年同月比1.0%増となり、14カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されているようだ。既存店の客数が同0.3%増となったほか、客単価が同0.7%増となったことが寄与した。なお、全店ベースの売上高は同5.1%増で、3カ月連続のプラスとなっている。

■エアトリ <6191>  2,492円  +82 円 (+3.4%)  11:30現在
 エアトリ<6191>が売り先行後、切り返す動きとなっている。5日取引終了後、グループ会社のエアトリプレミアム倶楽部が、会員制VIP人間ドックの「THE PREVENTION CLINIC TOKYO」との業務提携を締結したと発表。あわせて、高級人間ドックサービスとそのセット商品の取り扱いを始めると公表した。これらを材料視した買いが株価の支えとなったようだ。今回の業務提携により、エアトリプレミアム倶楽部の会員に対し、THE PREVENTION CLINIC TOKYOでのプレミアム人間ドックや、「ザ・ペニンシュラ東京」での宿泊付きプレミアム人間ドックといったセット商品など、豊富な人間ドックプランの提供を始めるとしている。

■INPEX <1605>  1,357円  +35 円 (+2.7%)  11:30現在
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>といった石油関連株が高い。5日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の2月限が前日比0.83ドル高の1バレル=73.67ドルと3日ぶりに上昇した。前日までの下落で値頃感からの買いが流入した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で暖房油を含む留出油の在庫が減少したことも、原油相場の上昇要因に働いた。

■ソニーグループ <6758>  10,620円  +235 円 (+2.3%)  11:30現在
 ソニーグループ<6758>は朝安後切り返す展開となった。ホンダ<7267>と共同出資する電気自動車(EV)の合弁会社ソニー・ホンダモビリティに関し、同社の水野泰秀会長兼CEO(最高経営責任者)が、新規株式公開(IPO)の検討を行っていると明らかにしたと一部で伝わった。報道を手掛かり視した買いが株価を下支えしたとみられている。ホンダ<7267>もしっかり。報道によると、米ラスベガスでのテクノロジー見本市「CES」で水野会長兼CEOは記者団に対し、EVの生産について、かなりのコストがかかるとしたうえで、資金調達の手段のひとつとしてIPOが検討されていると述べたという。

■ネクステージ <3186>  2,718円  +56 円 (+2.1%)  11:30現在
 ネクステージ<3186>はカイ気配でスタートし4日続伸。5日の取引終了後に23年11月期業績予想を発表。売上高を前期比19.6%増の5000億円、営業利益を同28.5%増の250億円と、前期に続き過去最高業績を更新する見通しを示したことが好感されている。年間配当予想は前期比8円増の32円を見込む。同時に発表した22年11月期決算は、売上高が前の期比43.6%増の4181億1700万円、営業利益が同42.6%増の194億4800万円だった。中古車業界全体は軟調だったものの、出店戦略が奏功し業績を伸ばした。期末時点の店舗数は239店舗で、前の期末時点から57店舗増加した。

■HOYA <7741>  12,570円  +165 円 (+1.3%)  11:30現在
 HOYA<7741>が3日ぶりに反発している。5日の取引終了後、韓国に白内障用眼内レンズの販売子会社を設立すると発表しており、好材料視されている。白内障用眼内レンズに関して、今後も成長が見込まれる韓国市場における販売体制を強化することが目的という。なお、同件による23年3月期業績への影響は軽微としている。

■マクドナルド <2702>  5,060円  +65 円 (+1.3%)  11:30現在
 日本マクドナルドホールディングス<2702>は5000円台を回復。同社が5日取引終了後に発表した2022年12月の既存店売上高が前年同月比15.2%増と2ケタの伸びを確保した。ドライブスルーやデリバリーが売り上げに貢献しているほか、新メニューの導入効果なども反映された。これで前年実績を30カ月連続で上回ったことになり、堅調な業績を継続していることを改めて評価する買いを誘導している。

■ケーヨー <8168>  893円  +5 円 (+0.6%)  11:30現在
 ケーヨー<8168>は小幅反発。5日の取引終了後、上限を150万株(発行済み株数の2.51%)、または13億3200万円とする自社株を、6日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好材料視されている。資本効率の向上と機動的な資本政策の遂行を可能とするとともに、株主還元策の一環として行うとしている。

■ファーストリテイリング <9983>  80,070円  +420 円 (+0.5%)  11:30現在
 ファーストリテイリング<9983>は続伸している。5日の取引終了後に発表した12月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店とEコマースを合わせた売上高が前年同月比16.9%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。月を通して気温が低く推移したことで、防寒衣料の販売が伸びたことに加えて、「年末祭」キャンペーンの販売も好調だった。なお、客数は同1.8%増、客単価は14.8%増だった。

■ジンズホールディングス <3046>  4,215円  -560 円 (-11.7%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 ジンズホールディングス<3046>が急反落している。5日の取引終了後に発表した12月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比10.1%減と2カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。12月は、15日から販売しているJINS史上最強の特殊なコーティングを施した「JINS無敵コーティング」や、世界最高水準屈折率の両面非球面レンズ「JINS極薄レンズ」をはじめとしたオプションレンズが好調だったものの、前年のコラボレーション商品の反動が大きかった。また、全国旅行支援により観光や飲食などに需要が向けられ、アイウェアの購買需要獲得につながらなかったことも影響した。なお、全店売上高は同7.1%減だった。

■すららネット <3998>  886円  +89 円 (+11.2%)  11:30現在
 すららネット<3998>が大幅続伸。岸田文雄首相が4日の年頭記者会見で「異次元の少子化対策」について言及し、子育て支援に力を入れる方針を示したほか、小池百合子都知事も子育て給付金の支給を行うことを表明、これを受けて子育て関連株に物色の矛先が向いている。そのなか同社は低学力の子どもにも対応したeラーニング教材を塾や学校などの法人及び個人に提供するビジネスを展開しており、今後収益環境に追い風が強まることが見込まれている。足もとの業績も回復色が強い。22年12月期業績は営業利益段階で4億1700万円を予想。これは上期の段階で、新型コロナウイルスの影響による塾産業への逆風を考慮して期初見通しの4億7600万円から減額修正されたものだが、1~9月期時点の営業利益は4億2600万円と減額後の通期見通しを既に超過した。この結果、通期営業利益は現在の予想値を大幅に上振れる公算が高まっている。株価は2020年10月に9350円の高値をつけた後、2年以上にわたる下げトレンドで株価は10分の1以下になったが、現状は売り物も枯れた状態にある。時価は依然として長期波動で大底圏に位置しており、上値余地の大きさが意識されやすい。

■ダイセキS <1712>  893円  +79 円 (+9.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 ダイセキ環境ソリューション<1712>が急騰している。5日取引終了後に発表した23年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算は、最終利益が前年同期比57.9%減の4億6200万円だった。大幅減益となったものの、通期の計画(前期比63.6%減の4億5500万円)を超過して着地し、これを好感した買いが集まったようだ。3~11月期の売上高は前年同期比10.6%減の118億7200万円だった。土壌汚染調査・処理事業では、中京エリア及び首都圏エリアにおける大規模インフラ整備案件で、搬入スケジュールの延期や搬入量が想定を下回ったことなどが響いた。半面、全社での土壌処理数量は計画を上回ったほか、中京エリアでの埋設混合廃棄物処理案件での継続的な搬入により名古屋リサイクルセンターの稼働率が上昇し、収益を下支えした。

●ストップ高銘柄
 monoAI <5240>  1,489円  +300 円 (+25.2%) ストップ高   11:30現在
 セリオ <6567>  554円  +80 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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