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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 日銀決定会合の結果を控えるなか、若干ながらカバーの動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比20円高の2万7240円(+0.07%)前後で推移。寄り付きは2万7160円とシカゴ日経平均先物(2万7170円)にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まった。寄り付き直後につけた2万7150円を安値にショートカバーの動きを見せており、前場半ばには一時2万7270円とプラスに転じた。買い一巡後は小幅ながら、プラス圏での推移を継続している。

 日経225先物はナイトセッションでボリンジャーバンドの-3σまでの調整を経て、寄り付き後はショートカバーが優勢となった。前日に「政府と日銀が結んだ共同声明を改定する方針を固めた」との報道をきっかけにショートを強めたこともあって、日銀の金融政策決定会合の結果を控えるなか、若干ながらカバーの動きに向かわせたようだ。また、グローベックスの主要な株価指数先物が小幅ながらプラス圏で推移していることで、ロングも入っているとみられる。

 ただし、ボリンジャーバンドの-2σは2万7300円辺りに位置しており、この水準に上値を抑えられるようだと、バンドの低下に沿った形での調整が意識されやすい。なお、NT倍率は先物中心限月で14.04~14.06倍でのこう着だった。スプレッド狙いや直近の低下に伴うリバランスの動きは限られているようだ。

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