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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ウェルライ、Gunosy、DMソリュ

Gunosy <日足> 「株探」多機能チャートより
■ウェルライ <9565>  5,060円  +700 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値
 ウェルプレイド・ライゼスト<9565>がストップ高。15日取引終了後に発表した22年10月期の決算は、最終利益が前の期比75.7%増の1億4400万円となり、従来の計画を上回って着地した。23年10月期の最終利益は前期比14.0%増の1億6500万円の見通し。eスポーツ事業の成長を期待した投資家の資金が集まったようだ。22年10月期はコロナ禍で延期されたイベントが下期において順次再開され、クライアントワークサービスの売上高が計画を上回った。同サービスは今期、eスポーツイベントの設計だけではなく、独自の演出技術と安定した運営の提供などを進め、サービス品質の向上を促していくとしている。

■Gunosy <6047>  751円  +100 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率3位
 Gunosy<6047>がストップ高。インドの若者向け金融サービス「slice」が、プリペイド型の支払い手段(PPI)に関するライセンスをインド準備銀行から取得したことが明らかになったと現地で伝わった。Gunosyはsliceを手掛けるインドのGaragePreneurs Internet(ガレージプレナーズ社)を持ち分法適用関連会社に持つ。今後のサービス拡大によるGunosy本体への業績貢献を思惑視した買いが集まったようだ。

■DMソリュ <6549>  1,140円  +150 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 ディーエムソリューションズ<6549>がストップ高。15日取引終了後に株主優待制度の拡充を発表しており、これを材料視した買い注文が集まった。従来通り、期末基準日に株主名簿に記載または記録された株主に同社商品を贈呈するのに加え、中間基準日においてQUOカードを3000円分贈呈する。対象となるのは同社株を200株以上、かつ1年以上継続保有する株主だが、23年9月末基準においては、継続保有の条件を半年以上に緩和する。

■FIXER <5129>  1,740円  +219 円 (+14.4%)  本日終値
 FIXER<5129>は急伸。15日の取引終了後、23年8月期の単独業績予想について、売上高を77億1800万円から121億3200万円(前期比6.8%増)へ、営業利益を14億1500万円から18億6300万円(同22.2%減)へ、純利益を9億3200万円から11億7800万円(同21.2%減)へ上方修正しており、これを好感した買いが入った。複数の案件で足もとの実績が想定を上回っていることに加えて、新規大型プロジェクトであるAWS移行案件を含めて、主要顧客との商談及び開発が順調に推移していることが要因。また、大手クライアントからの新規プロジェクト受注が確定したことも寄与する。

■ビジョナリー <9263>  211円  +25 円 (+13.4%)  本日終値
 ビジョナリーホールディングス<9263>が大幅続伸。同社は傘下にメガネスーパーを擁する眼鏡小売り大手。15日取引終了後に発表した第2四半期累計(5~10月)の連結営業損益は3億3000万円の黒字(前年同期は4億400万円の赤字)となったことが好感された。眼鏡販売などの小売り事業や卸売事業が堅調だった。23年4月期業績予想は公表されていない。

■オンデック <7360>  1,519円  +149 円 (+10.9%)  本日終値
 オンデック<7360>が続急伸。15日取引終了後、22年11月期業績について、最終利益が従来の1億700万円から1億4000万円(前の期比6.4倍)に上振れて着地したようだと発表。売上高は11億5900万円から13億3900万円(同72.1%増)に上振れしたようだ。中小企業のM&Aニーズが引き続き拡大するなか、成約件数は計画を下回ったものの、手数料単価の大きな複数の案件が成約に至ったことが寄与したという。

■プロレド・パートナーズ <7034>  537円  +36 円 (+7.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位
 プロレド・パートナーズ<7034>は大幅高。同社は15日取引終了後、22年10月期通期の連結決算を発表。営業損益は1億4800万円の赤字(前の期は7億2600万円の黒字)となり、従来予想の4億8700万円の赤字から上振れ着地したことが買い手掛かりとなったようだ。売上高は前の期比25.5%減の27億1800万円(従来予想は25億1500万円)となった。一部で売り上げ計上できた案件があったことに加え、損益面ではコスト構造の見直しで費用抑制に努めたことが寄与した。なお、23年10月期通期の連結業績予想は売上高が前期比13.1%減の23億6100万円。損益の見通しについては、経済環境の急速な変化に対応した機動的な投資判断が必要との観点から非開示となっている。

■ダブルエー <7683>  2,695円  +177 円 (+7.0%)  本日終値
 ダブルエー<7683>が急反発。15日取引終了後、23年1月期第3四半期累計(2~10月)の連結決算を発表した。最終利益は前年同期比6.8%減の2億9800万円となったが、8~10月期では同2.5倍の大幅増益となっており、これを評価した買いが入ったようだ。2~10月期の売上高は同14.5%増の124億4300万円。8~10月期でも増収となった。円安により商品仕入れ原価が上昇するなか、販促活動を抑えて粗利率を維持。EC販売が大きく伸びたほか、香港での事業も好調だったという。

■HMT <6090>  773円  +34 円 (+4.6%)  本日終値
 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090>が5日続伸。正午ごろ、琉球大学との共同研究の成果として研究用途のエクソソーム精製カラムを開発し、今月19日から販売開始すると発表しており、これを材料視した買いが向かっている。エクソソームとは、生体内で細胞間の情報伝達を担っている細胞外小胞体の一種。会社側では、同製品の販売によって今後の市場規模の広がりが期待されるエクソソーム関連の研究開発を支援するとともに、エクソソームに含まれるたんぱく質などの解析サービスを開発するとしている。

●ストップ高銘柄
 ウェルライ <9565>  5,060円  +700 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 イメージ・マジック <7793>  921円  -300 円 (-24.6%) ストップ安   本日終値
 アシロ <7378>  743円  -150 円 (-16.8%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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