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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 円高をトリガーにアルゴリズム発動、ショートの動き強まり25日線を下回る


 日経225先物は11時30分時点、前日比540円安の2万7710円(-1.91%)前後で推移。寄り付きは2万8030円と、シカゴ日経平均先物(2万8010円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。寄り付き直後につけた2万8060円を高値にショートが強まり、一気に2万7800円を割り込んだ。いったんは2万7760円~2万7860円辺りで下げ渋ったが、再びショートが強まると、終盤にかけて2万7660円まで下げ幅を広げた。

 日経225先物は2万8000円辺りでの底堅い値動きが期待されていたなか、為替市場での円高をトリガーにアルゴリズムが発動したとみられ、ショートが強まった。これまでの上昇トレンドラインの下限に位置する25日移動平均線まで下げたところで、いったん下げ渋る動きも見られたが、円相場が一時1ドル=135円00銭まで円高に振れるなか、ショートが勢いづく格好だった。ただし、75日線に接近してきたほか、前引けのTOPIXが2%を超える下落となったことで日銀によるETF買い入れも意識されやすく、次第に底堅さを見せそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.26倍まで上昇し、上値抵抗線として意識されている75日線に接近してきており、リバランスに伴う動きは継続している。

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