【材料】今仙電機が後場急伸、マツダとの電動駆動ユニットの開発・生産に関する取り組みを強化
今仙電機 <日足> 「株探」多機能チャートより
今仙電機では、拡大が進む自動車の電動化に向けて、独自の電動車向け電源システムや、インバータの電力変換効率と発生する電磁ノイズに示される背反事象を解消する固有の新技術開発を推進。独自の電動化戦略を推進するマツダとの協業体制をとることで、その製品化を確実にする方針にある。この実現を図るため、折半出資で合弁会社Mazda Imasen Electric Driveを設立し、電動車への搭載を想定したインバータなどの電動駆動ユニットの関連製品開発と生産技術の開発に取り組むという。
更に、マツダ及びローム<6963>の3社間でマツダのe-Axle(電動駆動モータシステム)構想を支えるインバータに関する共同開発契約を締結したと発表した。ロームは、インバータの小型化を含むマツダの性能要件を支えるためのSiCパワー半導体モジュールの開発を行い、今仙電機はそのSiCパワー半導体を活用し、独自の高効率化技術を使ったインバータの開発を行うとしている。なお、これらによる23年3月期業績への影響は軽微としている。
出所:MINKABU PRESS