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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:バンクオブイ、東京海上、任天堂

バンクオブイ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ソフトウェア・サービス <3733>  9,140円  +550 円 (+6.4%)  11:30現在
 ソフトウェア・サービス<3733>は大幅続伸。17日取引終了後に発表した月次売上高で、10月度の売上高は前年同月比21.1%増の39億8900万円となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。また、受注高は同2.4倍の35億9800万円で、受注残高は85億3100万円だった。

■バンクオブイ <4393>  10,220円  +450 円 (+4.6%)  11:30現在
 バンク・オブ・イノベーション<4393>が急伸し、上昇率は一時11%を超えた。東京証券取引所が18日から、同社株の信用取引に関する規制を解除すると発表しており、短期資金の流入が再び活発化するとの思惑が働いたようだ。日本証券金融も同日付で、増担保金徴収措置を解除するとしている。バンクオブイ株は上昇一服後は急速に上げ幅を縮小。目先の利益を確定する目的の売りも出た。

■東京海上 <8766>  2,724円  +58 円 (+2.2%)  11:30現在
 東京海上ホールディングス<8766>が5日ぶりに反発している。この日の引け後に23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表する。22年3月期の本決算発表時には、損保各社による自社株買いの発表が相次いだ。今回の中間期決算の開示にあわせ、新たな自社株買いの実施が発表されると期待した買いが損保株に入ったようだ。同じく引け後に決算発表を控えるSOMPOホールディングス<8630>やMS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>も高い。東京海上は5月、22年度は年間で1000億円の自社株買いを、市場環境や株価の状況などを勘案して実施すると発表。この方針のもと、まず上限500億円の自社株買いを行うとしていた。9月7日には、取得価額の総額がほぼ上限となったことから、上限500億円の自社株買いの終了を発表した。

■MCJ <6670>  1,019円  +14 円 (+1.4%)  11:30現在
 MCJ<6670>は3日ぶりに反発。17日の取引終了後、連結子会社から配当金を受領し、23年3月期単独業績に受取配当金1500万ユーロ(21億7200万円)を売上高として計上すると発表したことが好感されている。なお、23年3月期の連結業績に与える影響はないという。

■任天堂 <7974>  5,898円  +19 円 (+0.3%)  11:30現在
 任天堂<7974>は小幅高。人気ゲーム「ポケットモンスター」の最新作がこの日、同社のゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」向けに発売された。事前予約数についてはシリーズで過去最高と伝わっている。株式市場では今後の販売動向を見極めたいとする様子見の姿勢が優勢となっている。最新作「ポケットモンスター スカーレット」と「ポケットモンスター バイオレット」の希望小売価格は、パッケージ版が各6578円、ダウンロード版が各6500円。ダブルパックはパッケージ版で1万3156円としている。

■神戸物産 <3038>  3,510円  -90 円 (-2.5%)  11:30現在
 神戸物産<3038>が続落している。東京都が物価上昇に伴い、住民税の非課税世帯に米を現物支給する方針を固めたと報じられている。来店客による米の購買量が減少し、「業務スーパー」の売り上げに悪影響を及ぼすと受け止めた投資家の売りが出たようだ。食品スーパー関連では、いなげや<8182>やエコス<7520>なども軟調に推移している。18日早朝の読売新聞電子版によると、都は約170万世帯を対象に、1世帯あたり1万円分の米を年明けにも各世帯に発送する方針。野菜や飲み物も選べるようにすることも検討しているという。

■ハーモニック <6324>  4,395円  -95 円 (-2.1%)  11:30現在
 ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が4日続落している。15日にナブテスコ<6268>が保有株の売却を発表したことに伴い、株式の需給が悪化するとの見方から株価に下押し圧力がかかっていたが、17日取引終了後には日本電産<6594>が国内での精密減速機の生産能力の増強を発表した。同じく精密減速機を手掛けているハーモニックに対しては、販売面の影響に対する懸念が加わった格好となり、同社株への売りが継続している。日電産は子会社の日本電産シンポが、日本電産長野技術開発センター(長野県駒ケ根市)の建屋を増設・改装し、研究開発及び生産拠点を設立した後、敷地内に新工場を建設する。総投資額は160億円を計画。第1期として、2023年4月に精密減速機の研究開発と生産を開始。生産能力は年36万台を計画する。新工場での生産は24年4月に開始する予定で、総生産能力を年60万台に引き上げる。

■リボミック <4591>  212円  +50 円 (+30.9%) ストップ高   11:30現在
 リボミック<4591>が急伸している。17日の取引終了後、上期決算説明会における質疑応答を開示しており、好材料視されているようだ。これによると、23年3月期は営業赤字24億200万円を見込むが、赤字幅が縮小し20億円程度になると見込むという。また、「RBM-007」の滲出性加齢黄斑変性(wetAMD)治療剤としての開発について、海外の企業と協同で未治療患者に対するフェーズ2試験を行うための提携について協議を進めているが、その骨子がほぼまとまってきたため、近々その内容について開示できるとしている。

■ミクニ <7247>  363円  +62 円 (+20.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 ミクニ<7247>が大幅高となっている。同社は17日、インド現地法人のミクニ・インディア・プライベートリミテッド(MID)が新たに同国の二輪車メーカーであるバジャージ・オート(BAL)から燃料噴射システムを受注し、10月から生産を開始していることを明らかにしており、これが材料視されているようだ。BALはインド二輪市場で第4位(スクーターを除くと第2位)のメーカーで、年間に約200万台を生産しており、MIDの燃料噴射システムはBALの計6モデルに順次搭載される見通し。MIDがインドで販売する燃料噴射システムは、BALのほか数社への供給が見込まれ、26年には現在の約3倍に伸長すると予測されている。

■ピクスタ <3416>  959円  +150 円 (+18.5%) ストップ高   11:30現在
 ピクスタ<3416>が急伸している。同社はきょう、IP(知的財産)コンテンツ・プラットフォーム「PIXTA IPコンテンツ」を開始したと発表しており、これが材料視されているようだ。「PIXTA IPコンテンツ」は、漫画・アニメ・ゲームのキャラクターや、コミュニケーションアプリで人気のイラストキャラクターなど、さまざまなIPコンテンツの使用権を仲介販売するプラットフォーム。IPコンテンツを保有・管理する企業や個人のクリエイターとIPコンテンツを利用したい企業をつなぎ、個別交渉や面倒な窓口対応を「PIXTA IPコンテンツ」が引き受けることで一元管理が可能になるという。

■アバールデータ <6918>  3,350円  +369 円 (+12.4%) 一時ストップ高   11:30現在
 アバールデータ<6918>はカイ気配スタートで4連騰、上げ足を一段と加速している。同社は半導体製造装置用電子制御機器を手掛けており、足もとの業績は好調に推移している。特にトップラインの伸びが顕著で23年3月期は前期比4割増となる137億円を計画し、本業のもうけを示す営業利益も2ケタ増益が見込まれている。そうしたなか、17日取引終了後に通期最終利益予想の修正を発表、従来予想の16億4000万円から40億8600万円(前期比2.7倍)に大幅増額した。これは同社が保有するレーザーテック<6920>の株式売却益を特別利益として第3四半期(22年10~12月)に約35億円計上することによるもの。また、最終利益の上方修正に伴い株主還元も強化し、今期年間配当は従来計画の94円から234円に大幅に上乗せすることもあわせて発表した。従来比で2.5倍となる配当の増額でポジティブサプライズとなった。

■ラクオリア創薬 <4579>  1,371円  +141 円 (+11.5%)  11:30現在
 ラクオリア創薬<4579>が急反発し年初来高値を更新している。17日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を26億500万円から30億7500万円(前期比10.8%増)へ、営業利益を4億2000万円から8億2400万円(同16.5%増)へ、純利益を3億4200万円から7億2400万円(同4.1%減)へ上方修正したことが好感されている。同社は同時に、導出先である旭化成ファーマ(東京都千代田区)から、導出したP2X7受容体拮抗薬「AK1780/RQ-00466479」について、旭化成ファーマ社のライセンス先である米イーライ・リリー<LLY>が慢性疼痛患者を対象とした第2相臨床試験を開始し、マイルストンを達成したとの連絡を受けたと発表。これを受けて、22年12月期と23年12月期に2億5000万円ずつ業績に織り込んでいたマイルストン収入を全額計上することにしたことが要因。また、為替相場の変動による影響額も織り込んだとしている。

■かっこ <4166>  1,270円  +73 円 (+6.1%)  11:30現在
 かっこ<4166>が動意づいている。17日の取引終了後、同社が提供する不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」について、カナダのECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」とシステム連携を開始したと発表。今後の業容拡大に対する期待が高まっているようだ。これにより、Shopifyを利用するEC事業者は「Shopifyアプリストア」からO-PLUXをインストールすることで簡単に不正対策を実施できるようになるという。

■イード <6038>  950円  +31 円 (+3.4%)  11:30現在
 イード<6038>が急伸。17日取引終了後、同社の出資先で、メディアプラットフォーム「note」などの運営を手掛けるnote<5243>について、東京証券取引所が新規上場を承認した。これを材料視した買いが入ったようだ。noteは12月21日に東証グロース市場へ新規上場する。上場に際し21万株の公募と、106万9300株の売り出し、上限19万1800株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。主幹事は大和証券。公開価格決定日は12月13日。

■エコモット <3987>  437円  +8 円 (+1.9%)  11:30現在
 エコモット<3987>が続伸している。午前10時ごろ、計測データを自動収集し遠隔地からの確認や警戒値超過時のアラート発報を可能とする「クラウドロガーLTE」が、国土交通省新技術情報提供システム「NETIS」に登録されたと発表しており、これが好材料視されている。クラウドロガーLTEは、無電圧接点出力やアナログ出力を持つ計測機器を接続することで、騒音や振動、水位、風速、雨量などあらゆる計測データをLTE回線により専用のクラウドサーバーに送信し、パソコンやスマートフォンなどで自動収集された計測データをいつでも確認可能となるシステム。建設現場の安全性向上や省力化に貢献する技術として認められ、今回の登録に至ったとしている。

●ストップ高銘柄
 VALUENEX <4422>  1,753円  +300 円 (+20.7%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 デルタフライ <4598>  838円  -150 円 (-15.2%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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