【市況】ダウ平均は5日ぶりに大幅反発 米雇用統計はタカ派姿勢を正当化も買い戻し強まる=米国株概況
NY株式4日(NY時間16:20)
ダウ平均 32403.22(+401.97 +1.26%)
S&P500 3770.55(+50.66 +1.36%)
ナスダック 10475.25(+132.31 +1.28%)
CME日経平均先物 27505(大証終比:+315 +1.15%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は5日ぶりに反発。一時600ドル超上昇する場面が見られた。途中に急速に伸び悩み、ダウ平均はマイナスに転じる場面が見られたものの、プラス圏を維持して終えた。
取引開始前に発表になった10月の米雇用統計は強い内容でFRBのタカ派姿勢を正当化する内容だった。非農業部門雇用者数(NFP)が26.1万人増と予想を上回る伸びを示したほか、前回分も大幅に上方修正された。平均時給も前年比4.7%の上昇と高水準の伸びが続いている。失業率は上昇し、労働参加率は低下したものの、雇用の鈍化傾向を示すほどではない。
しかし、株式市場は逆に買い戻しが強まった。現在の流れからすれば株式市場がポジティブな反応を示す内容ではないが、今週のFOMCや本日の米雇用統計を通過して、出尽くし感からの買い戻しが出ているのかもしれない。また、中国がゼロコロナ政策による行動規制を緩和するのではないかという憶測が流れている。強い米雇用統計以上に中国の行動規制緩和への期待がリスク選好の株買いを誘発したという。
銀行や産業、エネルギーが上昇したほか、医薬品も買われた。IT・ハイテク株は戻り売りに押され、まちまちの展開。
スターバックス<SBUX>が決算を受け上昇。インフレが高まる中、同社の代表的な製品であるラテとフラペチーノが値上げにもかかわらず、消費者が依然として購入する贅沢品であることが示された。
モバイル決済サービスのブロック<SQ>が決算を受け大幅高。小売業者やレストランからの需要が増加したほか、消費者向けアプリ「キャッシュ・アプリ」も好調だった。
決済サービスのペイパル<PYPL>が決算を受け下落。プラットフォームでの加入者の支出の伸びが鈍化する中、経常収益の見通しを下方修正した。
ナイキ<NKE>に買いが強まりダウ平均をサポート。特段の材料はない。一部から、中国がゼロコロナ政策による厳格な行動規制を緩和するのではないかという憶測が流れており、反応した可能性。NY市場に上場している中国株も買いが強まった。
フード・デリバリーサービスのドアダッシュ<DASH>が決算を受け大幅高。インフレやマクロ環境の逆風に影響されていないことが示された。
クラウド通信APIのトゥイリオ<TWLO>が決算を受け急落。第4四半期の予想を下回る売上高見通しに失望感を強めた模様。
オンライン・スポーツカジノのドラフトキングス<DKNG>が決算を受け急落。ユーザー数の伸びが鈍化したことや、23年度通期のEBITDAが予想以上に赤字が拡大すると見込んだことが嫌気された模様。
オンライン中古車販売のカーバナ<CVNA>が決算を受け急落。1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高も予想を大きく下回った。
ドアダッシュ<DASH> 51.57(+3.96 +8.32%)
トゥイリオ<TWLO> 42.74(-22.62 -34.61%)
ペイパル<PYPL> 75.18(-1.37 -1.79%)
スターバックス<SBUX> 91.86(+7.18 +8.48%)
ブロック<SQ> 60.11(+6.20 +11.50%)
ドラフトキングス<DKNG> 11.31(-4.36 -27.82%)
カーバナ<CVNA> 8.76(-5.59 -38.95%)
ナイキ<NKE> 95.79(+5.39 +5.96%)
アリババグ<BABA> 69.81(+4.60 +7.05%)
テンセント<TCEHY> 30.89(+2.16 +7.52%)
百度(バイドゥ)<BIDU> 85.20(+7.05 +9.02%)
ビリビリ<BILI> 11.71(+2.18 +22.88%)
アップル<AAPL> 138.38(-0.27 -0.19%)
マイクロソフト<MSFT> 221.39(+7.14 +3.33%)
アマゾン<AMZN> 90.98(+1.68 +1.88%)
アルファベットC<GOOG> 86.70(+3.21 +3.84%)
テスラ<TSLA> 207.47(-7.84 -3.64%)
メタ・プラットフォームズ<META> 90.79(+1.88 +2.11%)
AMD<AMD> 62.19(+2.08 +3.46%)
エヌビディア<NVDA> 141.56(+7.35 +5.48%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 32403.22(+401.97 +1.26%)
S&P500 3770.55(+50.66 +1.36%)
ナスダック 10475.25(+132.31 +1.28%)
CME日経平均先物 27505(大証終比:+315 +1.15%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は5日ぶりに反発。一時600ドル超上昇する場面が見られた。途中に急速に伸び悩み、ダウ平均はマイナスに転じる場面が見られたものの、プラス圏を維持して終えた。
取引開始前に発表になった10月の米雇用統計は強い内容でFRBのタカ派姿勢を正当化する内容だった。非農業部門雇用者数(NFP)が26.1万人増と予想を上回る伸びを示したほか、前回分も大幅に上方修正された。平均時給も前年比4.7%の上昇と高水準の伸びが続いている。失業率は上昇し、労働参加率は低下したものの、雇用の鈍化傾向を示すほどではない。
しかし、株式市場は逆に買い戻しが強まった。現在の流れからすれば株式市場がポジティブな反応を示す内容ではないが、今週のFOMCや本日の米雇用統計を通過して、出尽くし感からの買い戻しが出ているのかもしれない。また、中国がゼロコロナ政策による行動規制を緩和するのではないかという憶測が流れている。強い米雇用統計以上に中国の行動規制緩和への期待がリスク選好の株買いを誘発したという。
銀行や産業、エネルギーが上昇したほか、医薬品も買われた。IT・ハイテク株は戻り売りに押され、まちまちの展開。
スターバックス<SBUX>が決算を受け上昇。インフレが高まる中、同社の代表的な製品であるラテとフラペチーノが値上げにもかかわらず、消費者が依然として購入する贅沢品であることが示された。
モバイル決済サービスのブロック<SQ>が決算を受け大幅高。小売業者やレストランからの需要が増加したほか、消費者向けアプリ「キャッシュ・アプリ」も好調だった。
決済サービスのペイパル<PYPL>が決算を受け下落。プラットフォームでの加入者の支出の伸びが鈍化する中、経常収益の見通しを下方修正した。
ナイキ<NKE>に買いが強まりダウ平均をサポート。特段の材料はない。一部から、中国がゼロコロナ政策による厳格な行動規制を緩和するのではないかという憶測が流れており、反応した可能性。NY市場に上場している中国株も買いが強まった。
フード・デリバリーサービスのドアダッシュ<DASH>が決算を受け大幅高。インフレやマクロ環境の逆風に影響されていないことが示された。
クラウド通信APIのトゥイリオ<TWLO>が決算を受け急落。第4四半期の予想を下回る売上高見通しに失望感を強めた模様。
オンライン・スポーツカジノのドラフトキングス<DKNG>が決算を受け急落。ユーザー数の伸びが鈍化したことや、23年度通期のEBITDAが予想以上に赤字が拡大すると見込んだことが嫌気された模様。
オンライン中古車販売のカーバナ<CVNA>が決算を受け急落。1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高も予想を大きく下回った。
ドアダッシュ<DASH> 51.57(+3.96 +8.32%)
トゥイリオ<TWLO> 42.74(-22.62 -34.61%)
ペイパル<PYPL> 75.18(-1.37 -1.79%)
スターバックス<SBUX> 91.86(+7.18 +8.48%)
ブロック<SQ> 60.11(+6.20 +11.50%)
ドラフトキングス<DKNG> 11.31(-4.36 -27.82%)
カーバナ<CVNA> 8.76(-5.59 -38.95%)
ナイキ<NKE> 95.79(+5.39 +5.96%)
アリババグ<BABA> 69.81(+4.60 +7.05%)
テンセント<TCEHY> 30.89(+2.16 +7.52%)
百度(バイドゥ)<BIDU> 85.20(+7.05 +9.02%)
ビリビリ<BILI> 11.71(+2.18 +22.88%)
アップル<AAPL> 138.38(-0.27 -0.19%)
マイクロソフト<MSFT> 221.39(+7.14 +3.33%)
アマゾン<AMZN> 90.98(+1.68 +1.88%)
アルファベットC<GOOG> 86.70(+3.21 +3.84%)
テスラ<TSLA> 207.47(-7.84 -3.64%)
メタ・プラットフォームズ<META> 90.79(+1.88 +2.11%)
AMD<AMD> 62.19(+2.08 +3.46%)
エヌビディア<NVDA> 141.56(+7.35 +5.48%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美