市場ニュース

戻る
 

【材料】ANAHDが続伸、国際線旅客需要の回復進み23年3月期業績予想を上方修正

ANAHD <日足> 「株探」多機能チャートより
 ANAホールディングス<9202>が続伸している。10月31日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆6600億円から1兆7000億円(前期比66.6%増)へ、営業利益を500億円から650億円(前期1731億2700万円の赤字)へ、最終利益を210億円から400億円(同1436億2800万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。

 日本政府の水際対策の緩和により、国際線で旅客需要の回復が進んだことに加えて、国際線貨物が堅調に推移していることが要因。また、航空機の資産売却益や為替差益などが想定を上回る見込みであることも寄与する。なお想定レートは、ドル円為替を1ドル=145円(従来予想120円)、ドバイ原油価格を1バレル=100ドル(同105ドル)、シンガポールケロシンを1バレル=130ドル(同120ドル)としている。

 同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高7907億1600万円(前年同期比83.4%増)、営業利益314億4700万円(前年同期1160億700万円の赤字)、最終利益195億4200万円(同988億300万円の赤字)だった。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均