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【市況】NY株式:NYダウは194ドル高、7-9月期GDPプラス成長回復が下支え

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は194.17ドル高の32033.28ドル、ナスダックは178.32ポイント安の10792.68で取引を終了した。7-9月期国内総生産(GDP)速報値で3四半期ぶりプラス成長に回復したためリセッション懸念が後退し、寄り付き後、上昇。重機メーカーのキャタピラー(CAT)など良好な主要企業決算を好感した買いや連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速期待も根強く、長期金利が低下したことも相場を支援、ダウは終日堅調に推移した。一方、昨日引け後に発表されたソーシャルネットワークプラットフォームを提供するフェイスブック(FB)運営のメタプラットフォームズ(META)の低調な決算を受けた株価の下落がナスダック総合指数を押し下げた。セクター別では、資本財や保険が上昇した一方で、メディア・娯楽が下落。

重機メーカーのキャタピラー(CAT)は第3四半期決算で1株利益が予想を上回ったほか、第4四半期が過去最高の売り上げを記録する楽観的な見通しを示し、上昇した。ファーストフードチェーンのマクドナルド(MCD)は、第3四半期決算で、値上後も強い売り上げを示し、上昇。石油会社のエクソンモービル(XOM)は原油高を好感した買いや今週発表される決算の好結果を期待した買いに上昇した。短文投稿サイトのツィッター(TWTR)は電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)のマスクCEOによる買収完了期限を明日に控え、期待感に買われた。ソーシャルネットワークプラットフォームを提供するフェイスブック(FB)運営のメタプラットフォームズ(META)はメタバース(仮想空間)や人工知能(AI)への大規模先行投資が明らかになり、コスト急増を警戒した売りに大幅安。一方で、同社のデータセンターなどへの投資拡大の恩恵を受けると、半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は買われた。

オンライン小売のアマゾン(AMZN)は取引終了後に決算を発表。第4四半期の売上高見通しが予想下回り時間外取引で21%大幅安となっている。

Horiko Capital Management LLC





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《FA》

 提供:フィスコ

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