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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):東ガス、INPEX、キヤノン

東ガス <日足> 「株探」多機能チャートより
■WOWOW <4839>  1,304円  +25 円 (+2.0%)  本日終値
 WOWOW<4839>が強含む動き。同社はきょう午後1時30分ごろ、23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結営業利益が前年同期比36.6%増の21億円(従来予想は2億円)になったようだと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。売上高は同4.4%減の384億円(従来予想は383億円)となったもよう。子会社の外部顧客からのテレマーケティング業務の受託が想定を上回ったほか、利益面では番組に関わる費用や広告宣伝費の発生が第3四半期以降にずれ込むことが押し上げ要因となった。なお、通期業績予想については従来見通しを据え置くとしている。

■東京ガス <9531>  2,573円  +42 円 (+1.7%)  本日終値
 東京ガス<9531>が後場上げ幅を拡大。午後2時ごろ、23年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を2兆9480億円から3兆2730億円(前期比51.9%増)へ、純利益を920億円から1180億円(同23.3%増)へ引き上げており、これを好感した買いが入った。原料費調整に伴う都市ガス単価増が収益を押し上げる。配当予想は据え置いた。なお、同時に発表した上期(4~9月)決算は、売上高が1兆3612億円(前年同期比57.1%増)、純利益が716億4000万円(同2.6倍)だった。

■INPEX <1605>  1,513円  +23 円 (+1.5%)  本日終値
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が高い。26日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の12月限が前日比2.59ドル高の1バレル=87.91ドルに上昇した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で、ガソリンの在庫が減少したことから需給引き締まりへの観測が強まった。また、足もとでドル安が進行しドル建てで取引される原油に対する割安感が台頭したことも原油価格の上昇要因に働いた。

■アドバンテスト <6857>  7,520円  +110 円 (+1.5%)  本日終値
 アドバンテスト<6857>が上値指向鮮明、一時200円高の7610円まで買われ、7600円台前半を横に走る75日移動平均線との下方カイ離をほぼ解消する水準まで上昇する場面があった。半導体検査装置で世界屈指の競争力を誇るが、半導体大手メーカーの積極的な増産投資を背景に追い風が強い。また、電気自動車(EV)シフトなどで世界的に需要が高まるパワー半導体向けでも、同分野に特化したイタリアの試験装置メーカーを買収するなど展開力を増している。足もとの業績も好調に推移しているもようで、きょう23年3月期上期(22年4~9月)の決算発表を控え、好決算先取りの買いが流入した。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,087円  +56 円 (+0.9%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>は売り買い交錯。前日の米国株市場では大手IT企業の株価が決算発表後に大幅下落したことを受けマーケットのセンチメントが悪化し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下げが顕著となった。ナスダック市場と株価連動性の高い同社株にとってはマイナスに作用している。同社株はここ空売り筋の買い戻しを誘発する形で上げ足を強め、前日は昨年12月1日以来となる6000円大台に乗せた。売買代金も全上場銘柄のなかで2位にランクインし、投資家の注目度の高さをうかがわせる。6000円台乗せで目先達成感からの利益確定売りも出やすいところで、きょうはそれが顕在化したが、下値では押し目買いニーズも強い。

■積水化学工業 <4204>  1,810円  +12 円 (+0.7%)  本日終値
 積水化学工業<4204>は後場にプラス圏に浮上。午後1時30分、23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益は700億円から730億円(前期比96.9%増)に上方修正した。また、中間配当を5円増配の29円(従来の予想は26円)に決定したうえで、期末配当予想も5円増配の30円(同27円)に増額。さらに自社株買いと消却も発表しており、これらを好感した買いが集まった。大幅な円安の影響や高付加価値製品の拡販による好影響などを業績予想に反映した。年間配当予想は10円増配の59円(同53円)となる。自社株買いは、取得総数700万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.60%)、取得総額140億円を上限とする。取得期間は28日から23年3月31日まで。自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を含む市場買付で取得する。また消却前の発行済み株式総数の1.51%に相当する700万株について、11月25日に消却を予定する。

■オムロン <6645>  7,040円  +26 円 (+0.4%)  本日終値
 オムロン<6645>が反発。26日取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の最終利益を630億円から645億円(前期比5.0%増)に上方修正したことを好感した買いが入った。ファクトリー・オートメーション(FA)関連などを手掛ける制御機器事業と電子部品事業の売上高・営業利益の計画を引き上げたことが寄与した。4~9月期の連結決算は、売上高が前年同期比9.5%増の4044億1800万円、最終利益が同14.3%減の278億7500万円だった。4~6月期に上海の都市封鎖の影響を受けたが、7~9月期は業績が急回復に向かった。

■メイテック <9744>  2,473円  +1 円 (+0.0%)  本日終値
 メイテック<9744>は続伸。前引け後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を190万株(発行済み株数の2.37%)、または42億円としており、取得期間は22年10月28日から23年2月28日まで。利益配分に関する基本方針に従い実施するという。同時に23年3月期の連結業績予想について、売上高を1190億円から1195億円(前期比11.5%増)へ、営業利益を154億円から158億円(同23.3%増)へ上方修正したことも好材料視された。積極採用と稼働率増加に伴う稼働人数の増加により、上期の業績が想定を上回って推移したことを反映した。なお、34円としていた中間配当は39円に引き上げると発表した。期末配当予想は45円で据え置き、年間配当予想は84円となる予定だ。あわせて発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高580億2900万円(前年同期比14.0%増)、営業利益75億8400万円(同42.1%増)だった。

■信越ポリマー <7970>  1,240円  -93 円 (-7.0%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 信越ポリマー<7970>は急反落。26日の取引終了後に発表した4~9月期決算は売上高が前年同期比20.2%増の525億4900万円、営業利益が同45.0%増の66億4300万円だった。大幅な増収増益で着地したものの、足もと決算期待を背景に株価を上昇させていただけに目先材料出尽くし感から利益確定売りが優勢となっている。半導体関連容器やOA機器用部品、シリコーンゴム成形品の出荷が好調だった。また、価格改定の浸透により電子デバイスや塩ビ関連製品の売り上げも伸びた。なお、通期見通しは据え置いている。

■キヤノン <7751>  3,136円  -208 円 (-6.2%)  本日終値  東証プライム 下落率5位
 キヤノン<7751>が続急落。26日の取引終了後、22年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。有価証券評価損などを反映し、最終利益予想は2620億円から2500億円(前期比16.4%増)に下方修正したことを嫌気した売りが膨らんだ。一方、売上高予想は4兆800億円から4兆900億円(同16.4%増)に引き上げた。印刷機を手掛けるプリンティング部門や半導体露光装置の売り上げは想定を下回る半面、カメラなどを手掛けるイメージング部門やメディカル部門は予想よりも好調に推移する見通しとした。業績見通しの前提となる10~12月の為替レートは1ドル148円、1ユーロ144円に設定した。

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