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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 リバランスによりNT倍率は先物中心限月で14.35倍に上昇


 日経225先物は11時30分時点、前日比50円安の2万7390円(-0.18%)前後で推移。寄り付きは2万7440円と前日比変わらずで始まり、その後、シカゴ日経平均先物(2万7380円)にサヤ寄せする形で売り優勢となるなか、現物の寄り付き直後に2万7330円まで売られる場面も見られた。ただし、下へのバイアスは強まらず、売り一巡後は75日移動平均線を挟んだ2万7370円~2万7440円辺りの狭いレンジで推移している。

 米国の時間外取引でメタプラットフォームズ<META>が20%近く下落したことによる警戒感は強いものの、グローベックスの米株先物はプラス圏で推移していることから、手掛けづらさがうかがえる。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]やファーストリテイリング <9983> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]が堅調な値動きで日経平均株価を下支えしている動きからは、メタプラットフォームズの影響よりも、米連邦準備理事会(FRB)が年内に利上げペースを緩めるとの見方が材料視されて、リバランスの動きを見せているようだ。これにより、NT倍率は先物中心限月で14.35倍に上昇した。75日線が支持線として機能するなか、NTロングの動きが意識されよう。

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