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【材料】ボーイングが決算発表 防衛部門で記録的な損失を計上 株価は小幅高=米国株個別

 ボーイング<BA>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益は予想外の赤字となり、売上高も予想を下回った。防衛・宇宙・セキュリティ部門が冴えなかったが、防衛部門の固定価格制の開発プログラムが影響し、記録的な損失を計上した。KC-46空中タンカー、エアフォースワン、その他の軍事契約でのコスト超過により28億ドルの損失を積み上げた。

 ただ、フリーキャッシュフロー(FCF)は29億ドルの黒字と予想を上回った。同社のカルフーンCEOは「年内のFCFの黒字回復を達成に向かっている」と自信を示した。長期停止していた787ドリームライナーの納入を再開したことで急増した。

 株価は小幅高で推移している。

(7-9月・第3四半期)
・コア1株損益:-6.18ドル(予想:+0.13ドル)
・売上高:159.6億ドル(予想:177.4億ドル)
  民間航空機:62.6億ドル(予想:69.5億ドル)
  防衛・宇宙・セキュリティ:51.3億ドル(予想:65.7億ドル)
  グローバル・サービス:44.3億ドル(予想:45.3億ドル)
  ボーイング・キャピタル:5200万ドル(予想:6290万ドル)
・FCF:29億ドル(10.2億ドル)
・受注残:3810億ドル

(NY時間09:49)
ボーイング<BA> 148.01(+1.36 +0.93%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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