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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 KeyH、東映アニメ、東京製鉄 (21日大引け後 発表分)

KeyH <日足> 「株探」多機能チャートより

 21日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 KeyH <4712> [東証S]  ★今期最終を31%上方修正・21期ぶり最高益更新へ
 ◆22年12月期の連結最終利益を従来予想の13億円→17億円に30.8%上方修正。増益率が2.8倍→3.7倍に拡大し、21期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目。大型催事の入場者制限緩和を背景に、乃木坂46のイベントを中心に好調に推移していることに加え、乃木坂46合同会社に基づく持ち分法投資利益も増加し、総合エンターテインメント事業の収益が想定以上に伸びる。また、広告代理店事業と映像制作事業の伸長も上振れに貢献する。

 昭栄薬品 <3537> [東証S]  ★上期経常を2.1倍上方修正・5期ぶり最高益更新へ
 ◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2億円→4.3億円に2.1倍上方修正。増益率が7.3%増→2.3倍に拡大し、5期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。界面活性剤業界の堅調な生産・販売活動を背景に、化学品事業で主要得意先からの受注が伸びたことが寄与。オレオケミカルを中心とした原材料相場が高値圏で推移するなか、販売価格の改定を進めたことも上振れにつながった。

 東映アニメ <4816> [東証S]  ★上期経常を58%上方修正、通期も増額
 ◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の98億円→155億円に58.2%上方修正。映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」や「ONE PIECE FILM RED」が大ヒットしたことに加え、両作品の公開に伴い国内外の商品化権、ゲーム化権、配信権販売が想定以上に好調に推移したことが寄与。
  併せて、通期の同利益も従来予想の189億円→250億円に32.3%上方修正。増益率が0.4%増→32.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 東京製鉄 <5423> [東証P]  ★今期経常を5%上方修正、配当増額と自社株買いも発表
 ◆23年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の400億円→420億円に5.0%上方修正。増益率が19.7%増→25.7%増に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目。売上高は計画を下回るものの、コスト削減の推進や高水準の利益幅を維持することで採算は改善する。
  併せて、今期の年間配当を従来計画の30円→40円(前期は25円)に大幅増額修正した。同時に、発行済み株式数の2.47%にあたる280万株または35億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 ダイハツデ <6023> [東証S]  ★今期経常を19%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益をも従来予想の27億円→32億円に18.5%上方修正。増益率が7.7%増→27.7%増に拡大する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大による移動制限緩和を背景に、海外を中心にメンテナンス関連の需要が増加しているうえ、想定以上の円安進行もプラスに働く。

 レントラクス <6045> [東証G]  ★今期経常を24%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の8.9億円→11億円に24.1%上方修正。増益率が11.4%増→38.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の成果報酬型広告サービス事業で成果獲得件数の増加が継続していることが要因。

 九州リース <8596> [東証S]  ★今期経常を43%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の35億円→50億円に42.9%上方修正。増益率が6.1%増→51.6%増に拡大する見通しとなった。リース・割賦事業や不動産事業を中心に計画を上回って進捗していることに加え、保有する賃貸資産の航空機売却に伴う売却益の発生も利益を押し上げる。

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