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【材料】アライ、アナリストが「中立」に引き下げ ただ、株価は上昇に転じる=米国株個別

 自動車関連の金融サービスを手掛けるアライ・ファイナンシャル<ALLY>が反発。前日は決算を受けて売りが強まっていたが、全体相場の買い戻しが強まる中で、上昇に転じている。

 ただ、きょうはアナリストの投資判断引き下げが伝わっていた。「中立」に引き下げた。目標株価も40ドルから28ドルに引き下げ。

 FRBの積極利上げや中古車価格下落などの傾向が、1株利益の見通しに重くのしかかるとし、1株利益予想を32%下方修正した。「これは織り込み済みかもしれないが、再上昇はベースケース、ベアケースともに数四半期先になる」という。

 同社の自動車ローンは期間が長く、固定金利でもあるため、金利上昇分を迅速に借り手に転嫁する柔軟性が低いと指摘。インフレが下がらず、FRBの利上げが見通しよりも高くなった場合、預金金利はペースを保つ一方で、同社のヘッジによる恩恵は2023年後半には薄れるため、金利マージンは低下する可能性がある」という。

(NY時間10:30)
アライ<ALLY> 26.69(+0.26 +0.98%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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