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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:新生銀、日本光電、日清粉G

新生銀 <日足> 「株探」多機能チャートより
■新生銀行 <8303>  2,311円  +165 円 (+7.7%)  11:30現在
 新生銀行<8303>は急伸。共同通信が19日、「地方銀行との連携を進めるSBIホールディングス(HD)が、傘下に収めた新生銀行の株式上場を取りやめる非上場化の本格検討に入ったことが19日、分かった」と報じた。この報道を受けて、同社株には思惑的な買いが集まっている。

■日本光電 <6849>  3,395円  +195 円 (+6.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 日本光電<6849>は3日続伸。19日の取引終了後、集計中の23年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が880億円から940億円(前年同期比8.2%減)へ、営業利益が50億円から70億円(同59.8%減)へ、純利益が35億円から80億円(同34.9%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。国内において生体計測機器や検体検査装置などが好調に推移したことに加えて、海外においても為替が想定以上に円安に推移し為替差益を計上することも寄与した。

■イワキ <6237>  1,435円  +65 円 (+4.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 イワキポンプ<6237>は買い優勢の展開で年初来高値を更新。19日の取引終了後に中間配当を13円から27円に増額修正すると発表したことが好感されている。これにより、年間配当は49円(前期33円50銭)となる。あわせて、上期(4~9月)業績予想の修正を発表し、売上高を170億8200万円から178億1000万円(前年同期比14.3%増)へ、純利益を10億9100万円から29億8700万円(同2.5倍)へ引き上げた。受注が活況に推移していることが業績を押し上げる。利益面では人件費の増加があったものの、持ち分法投資利益や円安による為替差益、持ち分法適用会社の連結子会社化に伴う特別利益が寄与する見込み。なお、通期見通しについては据え置いた。

■日清製粉グループ本社 <2002>  1,576円  +48 円 (+3.1%)  11:30現在
 日清製粉グループ本社<2002>は全体相場に逆行して反発。19日取引終了後、23年3月期の連結業績予想を見直したと発表した。最終損益予想について185億円の黒字から185億円の赤字(前期は175億900万円の黒字)に下方修正した。オーストラリアの製粉会社Allied Pinnacleに関して減損損失558億円を計上。最終赤字に転落する見通しとした一方で、通期の売上高と営業利益の計画はそれぞれ上方修正し、営業利益率は3.9%から4.2%に上昇する見込みとなった。来期以降の収益性改善を期待した買いが入ったようだ。

■INPEX <1605>  1,486円  +29 円 (+2.0%)  11:30現在
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>がしっかり。19日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月限が前日比2.73ドル高の1バレル=85.55ドルに上昇した。米エネルギー情報局(EIA)が同日に発表した週間在庫統計で、原油在庫が市場予想に反して減少したことから、市場には原油需給の引き締まりへの観測が台頭した。

■マツキヨココ <3088>  5,720円  +40 円 (+0.7%)  11:30現在
 国際的な投資指標であるMSCIの定期見直しの発表は、日本時間11月11日早朝に予定されている。SMBC日興証券では19日、見直しの候補銘柄を発表した。具体的には、マツキヨココカラ&カンパニー<3088>の追加と日清製粉グループ本社<2002>と博報堂DYホールディングス<2433>、東ソー<4042>の削除を見込んでいる。ただ、マツキヨココの時価総額が基準に非常に近く、現時点での予想の確度は低いとした。マツキヨココが追加されなかった場合、東ソーは削除を免れる可能性が高い、とみている。

■fonfun <2323>  425円  +68 円 (+19.1%) 一時ストップ高   11:30現在
 fonfun<2323>が寄り付き大口の買い注文に値がつかず、カイ気配スタートなっている。法人向けリモートメールを主力展開しており、SMS(ショートメッセージサービス)を活用した販促ツールが好調に需要を捉えている。そうしたなか、19日取引終了後にWeb活用の店舗集客支援事業を手掛けるケイビーカンパニー(大阪市浪速区)のSMS送信事業を取得価格1億4500万円で譲受することを発表した。これによる業容拡大期待を材料視する形で投資資金が集中している。株価は底値圏で5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現しており、テクニカル的にも注目度が高まっていた。

■ビリングシステム <3623>  1,089円  +150 円 (+16.0%) ストップ高   11:30現在
 ビリングシステム<3623>はストップ高となる1089円に張りついている。同社はきょう、国民年金保険料のスマートフォン決済サービスによる納付業務を受託したと発表しており、これを材料視した買いが入っているようだ。同社は今回、厚生労働省が公募入札していた「スマートフォンでのクレジットカード等決済代行アプリを利用した国民年金保険料の納付受託業務に係る委託業務 一式」、「第三者型前払式支払手段による国民年金保険料の納付受託業務に係る委託業務 一式」の2案件を落札し、同省と業務委託契約書を締結した。来年2月から取り扱いを開始するという。

■ウインテスト <6721>  112円  +15 円 (+15.5%)  11:30現在
 ウインテスト<6721>が続伸。きょう午前9時25分に、日本国内の複数の顧客から量産現場向け装置として、量産用半導体検査装置と検査装置オプションを受注したと発表しており、これが好材料視されている。受注金額は約1億円とし、23年6月末及び12月末に売り上げを計上する予定としている。

■THEグローバル社 <3271>  270円  +32 円 (+13.5%)  11:30現在
 THEグローバル社<3271>が上値追い態勢を加速させている。同社は首都圏中心にマンション分譲を主力に手掛けるが、一方で外国人に人気の高い京都を中心にホテル事業を展開していることで、インバウンド関連として物色人気化している。ホテル事業は新型コロナウイルスの影響で苦戦を強いられていたが、水際対策の大幅緩和に伴う訪日外国人観光客の増勢で風向きが変わっている。株価は8月25日につけた年初来高値245円を約2カ月ぶりに上抜いたことで新局面入りの様相をみせている。

■イントラスト <7191>  651円  +46 円 (+7.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 イントラスト<7191>は急騰。19日の取引終了後、23年3月期の単独業績予想について、売上高を62億円から62億3000万円(前期比26.0%増)へ、営業利益を14億5000万円から15億3000万円(同29.2%増)へ、純利益を9億1000万円から9億5500万円(同22.6%増)へ上方修正したことが好感されている。上期において、家賃債務保証の新規契約数が順調に推移したほか、業務委託手数料が想定より抑えられ、業務効率の向上に伴い人件費が抑制されたことも寄与する。あわせて中間・期末各6円50銭の年13円としていた配当予想を中間7円・期末6円50銭の年13円50銭(前期12円)に増額修正すると発表した。

■Gセキュリ <4417>  8,470円  +460 円 (+5.7%)  11:30現在
 グローバルセキュリティエキスパート<4417>は大幅高で4日ぶりに反発。19日の取引終了後、25年3月期に売上高84億円(23年3月期予想54億円)、営業利益15億1200万円(同7億100万円)を目指す中期経営計画を発表しており、これを評価した買いが入っている。サイバー攻撃などの脅威に加えDXが加速するなか、旺盛な中堅・中小企業のセキュリティー対策需要を取り込むことに加え、オンライン・オンデマンド配信によるセキュリティー教育コンテンツの拡充や、各事業での自動化/AI化・フレームワーク採用などによる粗利率の向上を図る。

■スパイダープラス <4192>  739円  +34 円 (+4.8%)  11:30現在
 スパイダープラス<4192>が反発している。19日の取引終了後、きんでん<1944>、大崎電気工業<6644>の2社と電気設備工事向けスマートメーター連携機能を共同開発したと発表しており、これが好感されている。19日から同機能の提供を始めた。これにより、スパイダーの建設DXサービス「SPIDERPLUS」の電気設備工事向けオプション機能が拡充されるという。

■ニーズウェル <3992>  665円  +26 円 (+4.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 ニーズウェル<3992>は堅調。19日取引終了後、高齢期に生活機能が低下し、介護の危険性が高くなる「フレイル」状態の予防を目的とするクラウド型システムの開発に着手すると発表し、これが材料視されたようだ。高齢者へ配布するスマートフォンの位置情報などを利用し、生活の質の向上につなげる。格安スマートフォンを活用することで低価格帯でのソリューション提供も可能にし、全国の自治体へ提案していくという。

●ストップ高銘柄
 バンクオブイ <4393>  4,435円  +700 円 (+18.7%) ストップ高   11:30現在
 ピー・ビーシステムズ <4447>  1,146円  +150 円 (+15.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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