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【市況】30日の株式相場見通し=再びリスクオフ、2万6000円大台攻防も視野

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 30日の東京株式市場は弱気優勢の地合いで、広範囲にリスク回避目的の売りが広がりそうだ。日経平均株価は2万6000円台前半で売り物をこなす展開か。前日の米国株市場では米長期金利が再び上昇基調となるなかハイテク株中心に売りがかさみ、NYダウは一時600ドルを超える下げをみせたほか、ナスダック総合株価指数の下げ幅は一時400ポイントを超え、下落率が4%に迫る場面があった。iPhoneの販売低調を理由にアップル<AAPL>の投資判断が引き下げられ同社株は急落となり、世界景気減速への警戒ムードも強まっている。前日は欧州株市場も主要国の株価指数が軒並み下落しており、世界同時株安のなか、東京市場も下値を探る展開となることは避けにくい。前日に日経平均は配当権利落ち分を吸収して250円近い上昇を示したが、きょうはそれをすべて吐き出す形となりそうだ。取引時間中は米株価指数先物の値動きを横目に上下にボラティリティの高い地合いとなることが予想される。展開次第では2万6000円大台割れも視野に入りそうだ。

 29日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比458ドル13セント安の2万9225ドル61セントと反落。ナスダック総合株価指数は同314.130ポイント安の1万737.506だった。

 日程面では、きょうは8月の失業率、8月有効求人倍率、8月の鉱工業生産速報値、8月の自動車輸出実績、8月の住宅着工統計、9月の消費動向調査など。海外では9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、9月の中国非製造業PMI、9月の独失業率、8月のユーロ圏失業率、8月の米個人所得・消費支出(PCE)、インド中銀の政策金利発表など

出所:MINKABU PRESS

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